珊瑚模型店 JNR 79618 製作記録
東京都 H様 御依頼

2021/6/4 完成しました





目出度く完成しました
天賞堂にひけは取らないと思います ⇒ 強いて言えば、天窓のディティールが落ちるかな
自作すれば良かったと思いますが、如何せん、キットに部品が入っていたので使用しました




黒のボディが上手く写らないので、少し明るく撮りました









F ヘッドライト LED1608 電球色埋め込み
レンズ、自作




R ヘッドライト LED1608 電球色埋め込み
レンズ、自作




試運転して見ると、どうしても LED がチラつきました、
どうも、逆起動電流が瞬間的に発生していると思います
逆走行の時にもチラつきが出るので、定電流ダイオード、整流ダイオード
そして、この写真のごとく、コンデンサー、100 μF をかませました
因って、ほとんどチラつきは出ません
珊瑚の 1/87 で、ここまで仕上げた物は無いと思います ⇒ 大事にしてください

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製作記録

キットが届いています



2021/5/11 主台枠、シリンダー、モーションプレートを組立



動輪押さえ板に、ブレーキテコは装着しました
ブレーキシューは取り付けていません ⇒ ブレーキロッドが部品として設定が有りません
で、ブレーキロッドを自作製作致します その時にシューを取り付けします
ブレーキシュー取り付け板の取り付けステーにΦ0.4 の穴を開けました

明日は、モーターベース廻りを組立、主台枠動力廻りを仮組立します
ブレーキロッドは、完全自作するか、D51用の1/87 ブレーキロッドを利用するか考え中


2021/5/12 やっとの思いで、下廻りが組めました

昨日、組み立ては完了していたのですが、、、調整に1日掛かってしまいました



意外と、ギヤ比が低いようで、低速が効きません ⇒ 動輪の回転が上がり過ぎます
1.0V位で起動はするのですが、回転が安定するのは、3.0V位からです
電流は、最終的に空運転、50mA位です、フルスロットルで100mA位食っています




サイドロッドが上に上がった時、モーションプレートにあたり、回転が止まりました
⇒ モーションプレートの内側を削りました



このキット、M1.0、M1.2 のタップが上手く切れていません
どうもタップの刃がダメ寸前の物を使ってタップを立てているか、
切削油をつけていないかのようです
要は、試運転・慣らしをしているとネジがゆるむので、おかしいと思ったら
ネジが舐め掛けているのでした ⇒ 半田、又は瞬間接着剤で固定する始末でした
又、左側のスライドバーがクロスヘッドに全く嵌りませんでした
スライドバーを削って修正、精度が必要なので、大変でした




ピストンロッドが尻棒受けにあたり、回転が阻止されてしまいます
シリンダー前蓋共々、削りました ⇒ シリンダーロッドを短くするには危険が多い




何と、第四動輪左、絶縁側の絶縁材? はみ出ていたのでした
⇒ カッターで切り取りました ⇒ 塗装時、補修をして置きます


昨日に戻ります ⇒ 実は恐ろしい事が起きたのでした



原因は上の写真です
⇒ 試運転、慣らし中にメインロッドと、クロスヘッドを留めているピンが外れ、回転がロックしたのです
で、ピンをカシメて、おまけに半田付けを足して、再組立をしたのですが、、、、、
もう一方も念のため、同様の処置をして置きました
あ〜ァ、回転しません ⇒ ロックのおかげで、位相が大幅に狂ってしまったのです


完全に、最初からやり直しです
12mmゲージ用の動輪位相調節冶具は所持していません
私の技量、感覚に頼って位相調整するしかありませんでした
全動輪を直尺、ステンのブロックを使って位相を調べた結果、
第二、第四動輪の位相が狂っていました
で、左右動輪の位置を修正しようと、平口プライヤーにテープを巻きタイヤを保護、
ねじり回すと、いとも簡単に回るのです ⇒ 指でつまんで回してもマワルノダ
あきれました
おまけに第二動輪の右側タイヤは輪芯ともユルユルで回転させると首を振る状態でした
絶縁側じゃ無いのよ ⇒ 圧入出来ていないのだ
これまた、外して、嵌め直し位置を修正しました 瞬間接着剤で一応処置はしました
車軸と、輪芯は、効くか効かないか分かりませんが、瞬間接着剤で留めてあります
このキット、完璧に、珊瑚病に掛かっているのでした
兎に角、私の技量を尽くし、YOU TUBE に UP した動画の状態にまでは調整しました


疲れました ギヤボックスの精度が悪く、モーターがユラユラ揺れましたので
車軸も調整する始末でした やっとられん 明日は休息、気分転換します


2021/5/14 ブレーキロッドを全自作しました







CAD にて、ブレーキロッドを設計しました





全半田付けの丈夫な設計とし、ブレーキシューもΦ0.5のリン青銅線を軸にして
半田付け位置を正確な物にしています


明日から、試運転走行をさせてみる為、テンダーの製作に掛かります
岡山も緊急事態宣言がでましたので、明日午前中は巣ごもり用の買出しに出かけます


2021/5/16 テンダーの組み立てが出来ました



試運転、OK牧場 ⇒ 錘を載せなくても、スリップ無くテンダーを牽引します
又、集電不良もありませんでした、安定しています




テンダー部品、Iテンダー上、#10 前仕切り増炭板が部品袋に入っていません。
又、増炭板の横板左右各1枚も、部品として設定されていません
⇒ 然るに部品は当然入っていませんでした
三点の部品を自作し、装着いたしました



解放テコの設置を変更しました ⇒ 天賞堂の79618 を見習って、
解放テコ取り付けステーは、床板側の端梁に設置
テコ部は、マッハの配管支えを利用し、テンダーの妻板に設置しました
要は、床板をテンダー上に取り付ける際、解放テコを妻板に取り付けてある
梯子の内側を通して取り付けるので、取り付けにくさを回避した訳です




床下の配管は、天賞堂 79618 は、若干の表現がありますが、大した配管ではないので、
この車輌に於いては、省略しました


明日から、ボイラーの組み立てに掛かります

2021/5/17 ボイラー上の道具を取り付けました



ゲッ、給水温メ器の蓋が欠品です ⇒ 自作するしかないね



サンドドームのプレスのしぼりが最悪です ⇒ 削りあるきました



仮留めのビス穴も奇麗に埋めました



ヘッドライトの取り付けステー、半田付け位置の固定がすごく難しいです



煙室戸ハンドルは、塗装後装着とします

明日から、パイピングを始めようかと思っていますが、どこからしようかと迷っています

2021/5/18 デッキ廻りを組み立てました



ハンドレールノブ・バックプレート等取り付けられるものを取り付けました



給水温メ器の蓋を作りました
接続する布巻き管の穴を加工する為、配管材料の部品袋を開けると
何と、部品図と違う、改良形と思われる、布巻き管-蓋の一体型ロスト部品があったのです




部品図と、部品表が実態と違うなんてのはサイテーメーカー
おまけに、部品袋の番号・品名が表記されていないなんて論外
全て部品袋を開けてチェッックしないと仕事が進みません
しかし、部品図中の部品形が実物と違っている事を放っておく、メーカーだ
ど〜しようもありませんよ




で、部品袋を全部開けてしまう事を兼ねて、ランボード、キャビンを
先に組み立ててしまう事にしました



デッキとランボードを繋ぐ方法が説明書に何も書かれていません
ランボードの木端をイモヅケで半田だと弱すぎる ⇒ 何か補強の方法を考えます




解放テコ取り付けステーの高さが端の2個と中寄りの2個と高さが違っているのです
中寄りの2個は、仕方なしに、浮かせて半田付けしています


スノープラウも固定が難しかったのです ⇒ 補強の為、ステップにも半田付けしています



天賞堂 79618 には、ステーが着いていました
天賞堂並のディティールをと、言う事で、ステーを0.7x0.7 真鍮角棒にて製作・装着しました




テコカバーの部品が欠品しています



J の部品が入っていません ⇒ 左右2個、自作します



この部品が何に使うのか解りません
エッチング板には、「マエダイワク」と、エッチングされています
全部品表をみてみましたが、
フロントデッキ部に、B 「前台枠」、と、言う部品名はありますが、
既にデッキに半田付けを済ませています
同じ部品名を使うなんて、混乱の素です
⇒ 普通は改良部品であれば、部番を設定し、説明書き共々、別袋に入れて置くべきです

全く、ピカソ的メーカーさんだ

明日は、キャビンまで、まずは、車体を先に組み立てます

2021/5/20 ランボード・キャビンをボイラーと合体させました



まずは、正確に組めたと思います
ランボードと、キャビンのフチ板の収まりが解らなくて、側面図を拡大して収まりを判断しました




左の部品、部品表にも部品図にも載っていないのです
多分、キャビンの床板でしょうが、後、渡り板を追加部品として自作するつもりですが
収まりを考えてしまいます ⇒ 天賞堂の見本はこんなに出っ張っていない




コンプレッサーが、サイドロッドに当たるので、思いっきり外側に付ける事、との事で、
バランスを見て、位置を決めようと先にボイラーに取り付けませんでした




寒地用分配弁を天賞堂を参考に位置決めして半田付けしたのですが、、、、
ブレーキシリンダーに接触して主台枠が取り付きませんでした
今、気が付いたのですが、天賞堂のブレーキシリンダーは縦に取り付けがしてありました
珊瑚の組み立て説明書通りに組み立てたのでなにも気が付きませんでした
天賞堂が正しいとしても、構造上、変更が無理なので、ご容赦願います




テコカバーの部品が出てきました ⇒ もう、部品、パズルです
分からない部品は後回しにして、残った物がその部品として対処するしかありません

明日は、ボイラーに取り付ける大物部品を位置決め、装着に掛かりたいと思っています
何分、位置決め穴が無い物ですから、現合でバランスを見ながら組まねばネバネバァ


2021/5/22 配管に掛かる準備が出来ました











給水ポンプにエキセントリックロッド、メインロッドが当たります
説明書に書いてある通りの対処をして、組みましたが、やはり、当たるのだ
ロッドの自由度、車輪の横動を要素に入れると、当たらない訳が無い
説明書にさも当たらないよう組めるような説明書となっていますが、
説明書通りの工作をして当たったら、それは、ユーザーの責任と、ばかりの説明書きだ
ここは、もう、バッサリと当たる所を削り飛ばします


給水ポンプがエキセントリックロッド、メインロッドの間に挟まり込むのだ
削り飛ばさなきゃ、どうにもなりません




明日から、配管に掛かります

2021/5/24 発電機、砂撒き管廻りの配管完了



発電機廻り、珊瑚の説明書には示されていません ⇒ 天賞堂を参考に配管しました



砂撒き管バルブ制御管も2本配管しました



キャビン後妻の手すりをとりつけるのをわすれていましたので、装着しました

キャブの左右前角のフチ板が珊瑚には記載がありません
天賞堂の見本には着いているし、印象深い表現なので、面倒でも自作装着しました
0.7 x 0.7 真鍮角材にて製作




チリコシも珊瑚のランボードへのベタ付けが気に入らないし、一本配管のみなので、
天賞堂見本のごとく、ステーを自作しランボードから浮かせて装着しました




吸水ポンプ切断、切削してしまいました

明日も引き続き配管作業をします

2021/5/25 ランボード上の配管、ほぼ出来ました



珊瑚さんの冷却管とエアータンクの配管が天賞堂見本機と違っていました
理屈的にも天賞堂の配管が正しいと判断し、苦労して配管設計をし直しました






珊瑚さんのATS発電機の位置が天賞堂見本に比べ、後方、下寄りの設置ですので、
給水温メ器との配管が上手く行きません ⇒ 洗口栓・ハンドレールとの位置関係に因る
洗口栓の上に配管が来てしまうのです ⇒ 少し位置関係を変更しています
それらしくは表現しています




後少しで配管終了、まずまず、美しく配管出来たと思います
回転火の粉留めは、塗装後接着します ⇒ デフの半田付けがしにくくなるので、、、、


明日は、ランボード下の配管に掛かります

※ カニ目のヘッドライトをLED点灯させるのだったら、
工程上、御指示頂かなくては間に合わなくなります
天賞堂見本機には、配線の表現がありますので
後、天賞堂見本機には、スチームドームに握りステップ、
キャビン屋根裏に散水管、無線機、床に渡り板が付いています
施主様如何なさいますか? 散水管、渡り板は予定に入っています


2021/5/26 配管が完了しました



ランボード下の配管支えがエッチングが深く、半田を廻しておいても折れてしまうのです
足らなくなってしまい、0.3x0.7 帯板を加工して足らずを装着しました




給水ポンプを外に出したおかげで、配管を少し膨らませました ⇒ 仕方なしですね



珊瑚さんに無い配管、天賞堂では、表現してあるので、面倒な配管ですが、装着しました
1.0 x 0.5 細密パイプで繋ぎます ⇒ 細密パイプを半田付けした処です




ハンドレールから支えている配管支えも表現
丈夫にする為、逆転機ロッドに軽く半田付けしています


明日は、渡り板、その他を作成します
キャブ運転席窓上のヒサシが天賞堂には着いているので着けます


2021/5/29 生地車体完成です













渡り板の網目を装着しています



渡り板、散水管、無線機を自作装着



旋回窓を自作装着



ヒサシ、肘掛けを自作装着



スチームドームの手すりを自作装着

明日は、ぶっ通しだったので、ちょっと休憩、明後日から、塗装に掛かります

2021/5/31 美しく塗装が出来ました













明日は、組み立てに掛かります