夢屋
東武電鉄 ED5010 製作記録
栃木県 I 様
2020/11/14 完成後更新
施主様のご要望にて、デッキ床板、梯子踏み面を茶色に塗りました
完成了承の連絡有り次第、発送します
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製作記録
キットが届いています
部品も届いています
送って頂いた、「杉」の区名札
区名札、社章、メーカーズプレート等
ワイパー、運転台等
碍子台、アレスター、パンタ廻り部品
5011 の機番プレート、社名、型式荷重表記 全検表記インレタ
ジョイント
パンタグラフ
御依頼事項
機番
ED5011
電装
ヘッドライト点灯化
追加部品
ワム製 避雷器、運転台、パンタ台追加
区名札 エコーモデル追加
ワム製 杉戸機関区の区名札 ⇒ 茶色にして磨き出し
塗装色
車体 ⇒ ぶどう色2号より少し濃い目
デッキ ⇒ オレンジイエロー
床下 ⇒ ねずみ色1号
表記文字
検査表記 (55-7) 換算表記 (4.5) デカール作成
2020/10/26 箱に組みました
きちんと箱に組めなかったら、良い車両になりません ⇒ 頑張って定盤の上でヤスリました
このキット、非常に難しいのです ⇒ はっきり言って、お面のプレス型が悪い
返りの処理が全くダメ、型がもう限界なのでしょうか? 何ショット打ったのでしょうかね?
ベンチレーターの所など、精一杯歪をとる羽目になりました
お面に対し、肩が広いので、半田付け位置に苦労しました
運転室も表現するので、妻面裏側も奇麗にさらいました
ドアを半田付けする前に、まず、貫通ドア部を平らに定盤上でヤスリました
抜きの過程で、平らになっていないのです
写真で判ると思いますが、車体側板、屋根にくっつける、妻面端の返りが問題なのです
何とか、上手く半田付けしましたが、これから先思いやられます
窓上のひげみたいな、ヒサシ、Hゴムにそって半田付けしなければなりません
しかし、曲げが合っていないのです ⇒ こんな半田付け手間暇掛かりますよ
貫通ドアですが、実車写真を見ると、妻板と面一なのです
⇒ もう、四苦八苦しました、光にかざしながら、出代を調節しました
ステップも妻面に先に取り付けて置きました
明日も、車体を組みます
2020/10/28 困難を極めています 進みません
2日掛けてここまでです
まず、車体下端帯板を組立説明書には、
「車体下端より2.5mm 下がった位置に取り付けて下さい」と、あります
車体下端帯板の幅は、私がノギスで測ったら、3.8Wありました
で、まぁ、側面図より、2.5mm車高を伸ばせと判断 ⇒ 半田付け代=1.3mm で半田付け
で、ルーバーと一体のアングルを取り付けようとしましたが、
⇒ アングル位置が設定されていません 車体裾から3.0mmとかの数字表現が有りません
で、半田付け代=1.3mm なので、床板厚、1.0tだったので、0.3mmは「遊び」と判断
リスク承知で、裾板(車体下端帯板)に「どん付け」で、半田付けしました
MPギヤは、設置に位置の表記又は、図面上の寸法表現は絶対に必要です 怒り!
次は、ランボードです
私、素直にそのまま半田付け奇麗にキサゲてフッと見ると ⇒ ランボードが水平でナイヨ
傾いて取り付き、上の写真の様に見てみると、「ハ」の字に取りついていたのです
で、半田を外し、リューターの切断砥石で一本一本足を削ったのでした
で、取り付けた写真が上の状態、ランボードごときで 2時間も掛かるか ヌッ!
上の写真を見て下さい、補強板、屋根のカーブに沿っていなかったのです
⇒ 手で修正して押さえつけて半田付けし取り付けたのでした
ロストのモニター、屋根に載せました
⇒ ずいぶんとリューターで削ってネ 屋根のカーブに沿ってないのだ
おかげで指も負傷 ⇒ 指まで削ったのだ
取り付け穴まで、屋根の穴径が違っているのだ ⇒ リーマで倍程の径に拡大しました
ロストモニターの太い一本足の穴径に合わせているんじゃナイカイ
位置決めも兼ねて、2本脚にしてくれや ⇒ 湯口を2本にしてそれを脚にすれば良いのだ
何とか合わせました
今度は、施主さんのご要望で、パンタ台を改造取り付けしようとしました
が、丁度、既設部品のパンタ台を取り付ける四角の穴と足の穴と被りそうなのでした
⇒ きっと、ドリルで穴を1.3キリで開けると位置がずれてしまう位置に来るのでした
このロスト部品にフック用の穴を開けなければなりません
ムクのロストに0.5キリ程度の穴を開けるのに何本ドリル刃を使うやら、、、
貫通穴にならないのよ ⇒ 折れないほうがおかしい
錘じゃなかんべ、真鍮板を半田付けで作るんが、「いいんでネッ」、、、栃木弁で発音の事
で、長穴に加工して取り付ける事としました
パンタ台を載せてみました
仕事を増やしてしまったのです
しかし、このパンタ台、碍子の表現が足らないのではないですか?
また、この部品 「オレンジベージュ企画」 さんの物を支給されたのですが、
脚用の穴を1.2キリでもんで穴を通し、M1.2 のパンタ取り付けビスを立てるのに
タップの下穴、1.0キリで通さねばならなかった で、ないと、タップが折れてしまうヨ
で、今日の仕事を確かめるつもりで、台車、車輪を取り付け、車高を確認しました
揺れ枕台の車体裾との隙間から見て、アングル位置は適正と思われます
しかし、別途、以下、大問題発生
2本の車軸のネジ切りの出来が悪く、車輪がはまりません ⇒ しかも、片側のネジのみです
車輪側のネジに問題は有りません ⇒ 他のネジには、ちゃんとはまるのです
また、他に取り付けが出来た車輪をこの車軸のネジ切りの悪いネジに
はめようとしてもやはり、はまりません
⇒ まるで、ピッチが違うネジをはめる時の様に途中までは収まるのです
ですが、車輪のめネジが潰れそうなので辞めて置きます
私の手持ちタップ、M 2.3 P=0.4 で車輪側のネジを通し、問題無い事を確かめて置きました
私にとってもっと、大問題がありました ⇒ MP ギヤが見積もりに入っていなかったのです
キットの箱に、これ見よがしに車輪とギヤ付き車軸が見えていたので、
MPギヤは着いているものだと錯覚したのだね
IMON さんに、MPギヤを注文しなくては、、、でないと、車軸をクレームにしなくては
まぁ、どうせ、MPギヤは不要な車輪付きを注文しなくてはならないでしょうけど、、、
そうすれば、車軸を入れ替えれば良いのだ
クレームも夢屋にすれば良いのでしょうが、どうせエンドウから取り寄せるのだろう
しかし、夢屋のキット、こんなに問題多数だったかなぁ
私は、NゲージのED12を何台も組んでいるが、ギヤ比以外、
しっかりしたメーカーさんだなと印象がありますヨ
こんなに手間暇、修正、不具合のあるいい加減なキット、今までに経験無いヨ
余程、腕に自信にある方でないと製作は困難を極めると思います
明日は、屋根のパンタ台の穴埋めから始めます
2020/10/29 車体の屋根、穴埋め完了
今日は、見積もりが有り、余り進んでいません
ヘッドライトの半田付けは、外から、半田を流しています
⇒ オデコの半田盛が溶けない様に注意深く実行
裏から半田付けすると、溶けかけが見えないので、
思いっきり半田盛を溶かしてしまうのです
ヘッドライトの傾きを確認していたら、運転室貫通ドアのドアノブの穴が開いています
確か、ドアノブの部品は、付属で着いていなかった記憶が、、、、、
⇒ 部品表を見てみたら、やはり、無かった 取り付けねば、ネバ
ほんと、イイカゲンダヨ
明日は、元気出して、進めます
施主さんからの追加注文で、ED5000形のレストアを依頼されました
塗装を同色で、との、ご要望ですので、ED5000と塗装時は、同時製作となります
2020/10/30 車体上廻りがほぼ出来ましたが、、、
パンタ鍵外し、フック等取り付けホイッスルに取り掛かった時、製作中止となりました
フックの装着にベークライトで冶具を作り、高さを合わせ半田付けしました
ガビーンです
⇒ 部品の妻面自体が違う事を施主さんが見つけたのでした
夢屋さんの部品誤入のおかげで、私は違うものを取り付けてしまったのです
午後仕事に掛かっていたら、施主さんからメールが入りました
明日、夢屋さんから正規部品の前期型妻面を発送してくれるそうです
で、ヒサシを外しにかかったら、ヒゲの「か弱いヒサシ」が折れてしまいましたので、
ヒサシ、貫通ドア、ステップ、裾板も、ついでに車軸も送ってもらう事になりました
私は、仕事中断、やり直しとなります ⇒ この一週間がパー
途中で、お面を交換するのですから、上手くは取り付けられません
定盤の上でヤスる訳に行きませんので、繋ぎ場所に段違いが出るでしょう
部品が無かったら、上の写真の様にするつもりでした ⇒ 作って見たのだ
右の窓位置が前期型、左が、後期型の窓位置です
窓穴の位置をずらせて、Hゴムを自作、取り付けた物です
窓の内寸は、7.5 x 7.5 、HゴムをΦ0.5 の真鍮線から造りました
⇒ 出来上がりが少し太いので、Φ0.4 が良いようです
運転席窓下の不細工なベンチレーター、ついでに削り飛ばし平面にしました
ベンチレーターは、自作し取り付けた方がかっこよくなるでしょう
兎に角、このお面、プレスが良くないのだ
土日は、お休みとします ⇒ この一週間は何だったのでしょう
なんだか疲れました
2020/11/1 誤入部品、クレーム分、届きませんでし
た
昨日、発送するとの事でしたが、19:30 現在届いていません
定型外とか、だと、中、3日かかりますよ
IMON さんなんかは、最低でも速達で送って来てくれます
まぁ、そんな事だろうと、仕事は1日しました
精密にトレースしますので、これだけの原稿を作成するのに1日掛かるのです
まぁ、メーカーさんの対応が後の評判に表れてきます
失敗は失敗として、ユーザーの気持ちになれるかどうかで対応が決まりますよ
明日は、デッキ廻りを製作します ⇒ お面は、代品が着くまで、半田を外しません
2020/11/2 デッキ廻りを組み立てました
ハシゴの踏み板です ⇒ 一番下の4個、左端の2個が、最下段の踏み板です
中間用の位置決めのボッチが付いていない 又、誤入ですね
まぁ、こんな事でクレーム申請したりはしないですが、、、
位置決めが面倒ですが、取り付けました
施主さんがデッキの手すり、Rの大きさを随分気になさるので、
Rを少し大きくして組んでいます
※ 手摺りの縦支柱、デッキ床からわざと出しています
実車の支柱も出ていて、端梁に曲げて差し込んであります
御安心ください
スノープラウを組み立てましたが、角度の指定も図面も無く、こんな感じかなぁ、で、組みました
プラウの位置決めが無くて、指で摘みながらでの半田付けです
位置決めの穴と、ボッチ位着けて於いて欲しいよナ
デッキ端梁のゼブラ塗装の為のデカールを作成しました
が、実車の写真と、キットの部品の写真と端梁の大きさが全然違うのです
2枚の写真を透かして、その上からトレースをするので良く判るのです
キットの端梁の方が、幅が広いです
ですから、ゼブラの縞の幅、位置を部品に合わせて変更しています
明日は、床下機器を組み立てます
2020/11/4 生地車体完成しました
昨日、クレーム交換用部品が届きましたので、久しぶりの徹夜で組立しました
とても難しい、お面の交換、何とか切り抜けました
何も着いていない状態での取り付けとは違います
⇒ 定盤の上で屋根、肩をヤスッて修正出来ないのです
まぁ、我慢できる範囲内には製作出来ました
デッキは、ネジ留め式に改造、塗装をし易くしました
しかし、見ての通り、ギヤBOX が運転席に迄来ているので、
施主さん持込みの運転操作台が取りつかない可能性があります
テールライトのケースは削り飛ばせば良いのですが、、、、
今日、IMONさんより、MPギヤが届くので、結果次第です
まだまだあるよ ⇒ カプラー台、スノープラウを取り付けるビス、M1.4 x 2.5 を使えってさ
留めて見たの? 長すぎて、デッキ床板を突いてしまいます ⇒ M1.4 x 1.5 のビスを使いました
このメーカー、どうかしている、ロストの部品の穴位置が違い過ぎる
上側なんぞは、穴一つ違うのだ 下のロスト部品は、ちぢんだなんて言わせない
穴位置がのしているのだ
二つのロスト部品の間にある、エアータンクの台を止めるのに
スペーサーが入って居るにもかかわらずM2.0 x 2.5 のビスで留めろとさ
スペーサーの厚みが 2.5 あるのに何なのさ M2.0 x 4 のビスを使いました
エアータンクの下に、写真では上、半田付けするのに大騒動、変な三面図と首ったけ
しかも、位置決め穴すら無く、増して、何だか解らん機器、半田付け位置が決まらない
手で持っては、とてもじゃ無いがブレて、水平、垂直、並行、三次元で決めねばならず
ついに、マグネット、ピンセット、ステンのブロックまで使っての半田付けです
明日は、ED5002 のバラし、塗装剥がしに掛かります
2020/10/5 塗装の下準備が出来ました
洗浄し、乾燥をさせています
銘版は、完成後、接着剤のはみ出し、剥がれが無いように低温半田にて先に装着
明日は塗装に掛かります
2020/11/7 塗装中です
塗装は、少し、ツヤを落としていますが、デカールを貼るので、
仕上げは、トップコートとなります
塗粒の粗さは、「ED5002」持込み時の塗粒の粗さよりは細かくしています
残念ながら、お面を交換する羽目になりましたので、
車体とお面の繋ぎ目、光にかざすと違和感があります
とても残念です ⇒ 私の箱造り、オデコ命を発揮できませんでした
ねずみ1号を指定されていますので、「ED5002」持込み時の下廻り、灰色より
随分明るい色となっています
「ED5002」と並行して、筆刺し、デカール貼り付け作業をします
手間取って、5日遅れとなっています
2020/11/9 塗装が出来ました
デカールを装着、Hゴムを筆刺しし、艶有りのトップコートを吹きました
ゼブラは、デカールを作成、装着しました
警戒色の色は、写真よりずっと赤味がかかっています ⇒ オレンジ色です
明日から、組み立てに掛かります
2020/11/10 上廻りが出来ました
解放テコ、外れよう、外れようとしますので、安全の為、
瞬間接着剤で、動かない様に固定しています ⇒ 動きません
綿ぼこりが見えるほど、わざとアラ捜しの為、ドUP にしています
明日は、電装をして、下廻りを組みます
2020/11/13 完成しました
前側のガラス板を外側に、後ろ側のガラス板をガラス板厚分控えて接着ました
窓枠を4個作成、2.0x0.3t の洋白板と、0.7x0.7 の真鍮角材、0.8x0.3t の洋白板を半田付け
角材の両端をヤスリで削り、その上に洋白板を半田付けしています
それが、ガラス板(塩ビ板)表面から出張り、洋白板の銀色と共にサッシュを表現しました
切り離し、整形した1個分の窓枠です 結構な精密部品となりました
⇒ この自作部品をベースにして引き違い窓を表現しました
ヘッドライト、LED1608 電球色、前後で4個使用
レンズは、入れるスペースが無かったので、エポキシ流し込みです
ジョイントも入れるスペースが無く、片側をシリコンチューブを使用しています
試運転、実にスムーズ、1.0V以下で発進します ⇒ 音もとても静かです
ヘッドライトも定電流ダイオードを入れていますので、
PWM電源ですと停止していても点灯しています
完成です ⇒ 可愛がってやって下さい
注意、素手で触ると、指紋がベタベタ着きます ⇒ 手袋装着を推奨申し上げます