KTM 3線Oゲージ EB50 レストア記録
愛知県 U様 御製作依頼

2015/7/15 完成しました



今回は、車高調節用のプラ板(1.5t)も必要ありません
シャーシのねじれ、車体のねじれもありません
さすがは、純正部品です




試運転、ダメでした ⇒ モーターが回りませんでした
手で、ブリを付けてやるとやっとこさっとこ回るのですが、すごい電流を食っています

で、分解




ブラシの接触が悪いのかと思いきや、
何と整流子へのコイルが半田が取れていました
これでは、回らないな、⇒ しかし、何でこんなになっているのか解りません

前回納品時、ちゃんと回るのを確認して、発送したわけですが、、、、

前回、過大電流が流れていたことが有ったのですが、直したと思っていました

多分、その時既に半田が浮きぎみだったのでしょうね
それが、運送とかの振動とかの原因で、半田が、外れたのでしょう
でも、今回は、外れた線が、思いっきり、遊びに行っていて、ブラシのケースに接触していて
火花を散らしていたのです で、すぐに発見出来たのでした




きちんと半田付けしておきました

まぁ、コイルが焼けたり、断線していなくて良かったですね

モーター修理完了 試運転、O.K 牧場

完成です

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製作記録

今回の3台目



一見、美しくレストア出来ています

他の人がレストアした車輌、塗装を剥がすのが楽しみです

2015/4/13 着工です



塗装を剥がしました ⇒ レストア品ですから、簡単に剥がれるはずです

で、シンナードボン あっと言う間に塗装が溶け出しました
5分かかりませんでした ⇒ 下地の処理もしてなかったのです 素塗りだネ
サビも出掛かっています

2015/4/13 夕方に戻ります

バラシに掛かりました




モーターに落書きが残っています 2014,12 「いさみや」と、有りました
\1,000 と有りました ⇒ 中古を手に入れたのでしょう

なんと、手前のプラシケース、ペンチで力いっぱい回してやっと外れました




車体の裏、モニターが、半田で止めて有りません ほんとにブリキ細工です
⇒ 曲げて止めているだけです




屋根に傷がありましたが、塗装を剥がすと消えてしまいました
塗装を何回かするときにペーパー掛けすれば、傷は、無かったでしょうネ




シャーシーと、言うか、台車枠、ビス留め、ナット併用、混在いっぱいしてあるのです
⇒ M2.0 のタップ、潰したのでしょう
なら、全部バカ穴にして、対処すればいいのに、見栄えも良いよ ⇒ やっつけ仕事だね




コレクターの留め穴も片側、バカになっています



ボデーについている、シャーシ取り付けステー、塗装剥がしたら、サビサビでした



ピカピカに磨きました ⇒ こうしておかないと、2〜3年で、サビが浮いてきます



キリの位置、ケガキが見えます メーカー物ではないようです ⇒ 自作だね



やっぱり、このシャーシ、ケガキ線が全部引いてあります
⇒ 自作シャーシなんでしょうネ
で、タップ穴をバカにしてしまっているのでしょう




何と、砂箱を自作しているようです
⇒ 多分、ホワイトメタルを半田付けするとき溶かしてしまったのでしょ
で、厚板から、切り出して、自作したのでしょう 敬意を表します ゴクローさん
でも半田跡をキサゲないと、ぶざまダヨ




ンー、端梁が、曲がって着いていました



が、何と、ビス留めの上に重ねて、半田付けして有ります ⇒ やり直す気迫を失いました
この他人様の自作シャーシ、触らぬ神に祟りなし、、、か !!

半田をはずし、ビスも外して、きっちり、直角、平行に組み直したところで、
シャーシがねじれる可能性大なのだ




デッキの床ですが、片方、網目入り正規物、方や自作床デッキ 敬意を表します
標識灯も違っています

とんだアラ捜しをしてしまいましたが、一台、レストアと言うかフルスクラッチに近い、
シャーシこれを作った根性は、見習うべき

情熱すら感じます

明日は、下地をなおして、磨いて、塗装に掛かります


モーターは、分解して修理しておきました

2015/4/15 ヘッドライトの豆球割っちゃいました

ヘッドライト、純正部品に交換依頼がありましたので、サービスで交換していたら、
ブリキの屋根に真鍮引き物のヘッドライトを半田付けしていたら、熱が廻り過ぎて
豆球がパンク、フィラメントが、一瞬光ったかと思ったら、点かなくなっちゃいました
よくよく見ると、豆球にヒビがはいっていました 燃え尽きたのですよ

で、私の責任、施主様に正直に報告、許して頂きました

で、もう、LEDにするしか有りません




φ3.0球 電球色LEDに反射板を自作装着φ5.0にしました



はめ込んで見ました



レンズも自作、試組みをして見たところです

で、朝から塗装に掛かったのですが、又、一難、
下地が悪く、メタリック塗装に光沢のトップコートを吹き付けると

アラが目立っちゃうのです

何回も塗装を重ね、ペーパー掛けをして、何とかなるまで、塗装をしなおしました

明日朝から、最終の塗装をかけます ただ今、乾燥中


2015/4/17 完成しました



何と、9回も塗装をやりなおしました
⇒ 下地の出来のおかげで、8回もペーパー掛けしました










オマケに、やはり、電流が漏れいるのです 配線をまたもややり直しました

2015/4/18 カラーライト装着しました



やっと、完成です ⇒ 10日で済むはずが、、、12日掛かったのでした
少し、安かったかな、、、、でも、良く出来ていますよ

可愛がってやって下さい


2015/7/12 シャーシ、デッキの換装を依頼されました



レストア納品済みの車体
レストア時シャーシが純正の部品で無かった事が判明




このKTM 純正パーツに交換いたします


2015/7/13 シャーシが出来ました



軸箱、砂箱が、瞬間接着剤で、接着されていましたので、
剥離剤で、簡単に外すことが出来ました
リベットもアルミだったので、ドリルで、削り飛ばし全部品バラしました
で、施主さんお気に入りのヘアーラインで、裏表丹念に仕上げて再組み立てました




リベットは、銅製、φ2.0 x 4 を専用に仕入れました

しかし、ビスは、50年前とは違う物が取り付けてあったり、
瞬間接着剤で貼り付けてあったりで、
当時物とは、違う組み立て方をしています
何か、レストア部品として、最近になって、作ったものなのでしょうね

今日は、とても肩がコリました 力をうんと使いましたので、、、

夜の部、はお休みします ⇒ 明日のココロー !!! 風呂に入ります

2015/7/14 塗装が出来ました



組み立てが出来て、トップコートを吹きました
車体が半艶塗装ですので、シャーシも半艶にしておきました

軸箱、砂箱、カプラーは、TAMIYA ゴールドリーフ F-12を吹き付けて、
瞬間接着剤で、取り付けしています




シャーシ裏側も手抜き無く仕上げしています



カプラーの留めネジも、真鍮製の旧型に交換して置きました



デッキもピカピカに磨きだして、トップコートを吹いておきました

カラーライトを装着しました サービスしておきます




車輪が酸化して、黒ずんでいましたので、ピカピカに磨いておきました

明日は、部品を換装して、完成です