NJCB/Daiyoung SR&RL 2-6-2 #16 レストア記録 |
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On2 (13mm) 東京都 H様 レストア⇒修理・DCC化御依頼 |
2023/4/14 完成し、YOU TUBE に UP しました
これにて、修理、DCC化完成、次に掛かります
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レストア・DCC化記録
2019/8/14 車輛が届いています
【状態】 |
・個人による塗装済・屋根取り外し可能・PFMサウンド装着 |
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・前部パイロット部はずれ+損傷歪み |
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・走行不能 |
【依頼内容】
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・パイロット部補修・半田づけ |
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・前輪部・汽笛引き棒など半田はずれ部分補修 |
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・走行回復・調整 |
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・正面プレートは、もし正しいサイズのものの新規作成が可能であれば取り換え(困難であれば現状のまま) |
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・塗装及びPFMサウンドは現状のまま |
状態を掲載しました
走行不能 ⇒ ギヤボックスが摩耗破損、歯がかみ合っていません
私のレストアした、Daiyoung ( 韓国製 ) は、ギヤボックスが全滅でした
モーターは、回転します
ゴムジョイントは、劣化ボロボロで、破損しました
ヘッドライト、火室用赤のムギ球は点灯しました
PFM SOUND は、SL-1を所持していないので、確認出来ませんでした
ウォームホイールは樹脂製です ⇒ 修理不能
安達製ギヤボックス (在庫在り) と交換、M=0.4 歯数30のヘリカルギヤ (在庫無し)を探し、
ヘリカルギヤも真鍮製に交換しなければ修復不可能です
[手順] ロッド類を外し、車輪を車軸から抜き、樹脂製ギヤを抜く、
真鍮製ヘリカルギヤを圧入、車輪を再度車軸に圧入、バックゲージを合わせ、
位相を調整し、主台枠に装着する
冷却管のステー2箇所、半田外れ ⇒ 微妙な位置です、上手く補修塗装は出来ません
カウキャッチャー、半田外れ ⇒ 微妙な位置です、上手く補修塗装は出来ません
先台車、半田外れ
エアーホース、半田外れ ⇒ 微妙な位置です、上手く補修塗装は出来ません
デッキ取り付け不良 ⇒ グラグラです、しっかりビスが効いていません
解放テコ変形、ステー半田外れ ⇒ 微妙な位置です、上手く補修塗装は出来ません
右側レール、車体アース側の集電ブラシが取り付けられています
⇒ よほどの集電不良があると思われます
撤去の上、テンダーを4軸集電化の必要性有り
同時にPFM SOUND用の配線も変更した方が良い
サウンド用、CHUFF CONTACT グラグラです ⇒ 取り付け方法を要変更
ギヤボックス交換すると、モーターベースの角度が変わります
因って、ブラシの当て方も変更が必要となります
ホイッスルの引き棒が曲っていたので、曲がりを戻そうとしたら折れてしまいました
ドローバーに半田付けしてあった配線、意味不明の上、外れてしまいました
何でこんな物が必要なのか??????
テンダーよりの集電、ドローバーの接触が悪かったのかな??????
テンダーを開けたら、コンデンサーの半田付けした足が剥き出し
⇒ ショート対策をしなけれはなりません
後部左側のステップが変形
以上の所見ですが、半田付けがこれで終わるはずが無く、
韓国製のレストアはドツボにはまる可能性大
しっかり半田付けし直すには、塗装をある程度、剥がさなければなりません
しかし、塗装が合いそうにありません
⇒ 見えない所を剥がすとしても、不細工な補修塗装となる事をご了承下さい
致命傷は、ギヤBOX交換となる事です
「不動態保存」 も含め、ご検討下さい
動かす様にするには、お任せ頂くしかありません 修理代も掛かります
なんせ Daiyoung のギヤボックスです ⇒ 現存(現役)車輌が無いはずです
レストアの経済的限界車輌です
⇒ この車輌に随分と思い入れがございますれば、是非、修理してやって下さい
2019/8/19 ギヤ・半田外れ修理しました
ウォームギヤを「奥の手」を使い、削ったり、スペーサーをかましたりでやっと修理出来ました
レールに載せて試運転しました
⇒ まずまずの動きでが、多少突っかかりが出ています
原因は、何と、ヘリカルギヤと、ウォームホイールとの間でも、
車体の傾きでギヤが飛んでいたのです
それを解決する為にギヤを思いっきり、加工し、近づけてました
ヘリカルギヤが、ウォームホイールに片当たり、
つまり、ウォームホイールの偏芯が影響している様なのです
ゴムジョイントをフッ素ゴムに交換しました
モーターシャフトに取り付けた、2.0 x 2.4 細密パイプを半田付けしてありました
果たして半田付けが出来ているかは不明ですが、、、、
⇒ 半田盛りが、ヘタクソで盛り過ぎ、そのままゴムジョイントを差し込んでいるので
ブレて、大きな振動が出ていたのです ⇒ その振動で、ギヤケースの軸受けが異常摩耗
その為、ギヤも摩耗、摩耗も激しかったようです
空運転では、実に静かに、振動もほとんど無い状態になって居ます
モーターボディから直接、レール右側電流を集電するようにして有りましたが、
モーターベースに敷いている絶縁体に因って絶縁されてしまっていました
⇒ モーターベースから集電するよう配線を変更しました
先台車枠を半田付け修理しました
⇒ 第一動輪と第二動輪の間にあった、右側レールより直接集電する集電ブラシも撤去
デッキ廻りを修理しました ⇒ この後塗装を剥がし、塗装し直します
冷却管ステーを半田し直しました
汽笛引き棒を半田付けし直しました
サンドドーム前、配管の半田が外れました ⇒ 追加半田付けが生じ、修理しました
テンダーの台車、4軸集電します
⇒ ボイラー側の動輪からの集電状態が良ければ
SOUND 用のコネクターを外してもSOUNDは出るはずです
繋げば、動輪からの集電を補助します
明日は、電装の改修をし、補修塗装に掛かります
2019/8/20 レストア完成しました
試運転の様子
動画の途中、微速で停止を繰り返していますが、
最低速のスタートUP、スロー運転のテストをしています
集電不良ではありません。
デッキ部、塗装をし直しました ⇒ 少し、ツヤの出が良いようですが仕方有りませんネ
右ステップがまだ少し曲がっていました ⇒ 後で修正して置きます
冷却管ステー補修の筆刺しをしました
写真は正直すぎますね ⇒ 見た目は大丈夫でした
配管、補修筆刺ししました
汽笛引き棒を補修筆刺ししました
鋳物に鋳物を半田付けしています ⇒ 組み立て途上2回半田が取れました、気をつけて下さい
指等で押すと、すぐ外れますよ
韓国製の欠点は、なんでもかんでもロストで作ってしまう処です
補助コレクターを撤去、先台車枠を補修塗装 車輪をピカピカに磨きました
ドローバーの掛かりが浅いので、しっかりピンに収まるよう、曲げて高さを採りました
テンダーからの右側レールよりの補助集電コネクターは、
SOUND用に作ってあったソケットを利用しました
キャビンの尻がどうも下がって居るのです ⇒ 力ずくで、キャビン全体を曲げました
また、キャビン屋根の曲げ方がキャビン妻板、側板と合って無く隙間が開いていました
それも手伝って、ケツ下がりになっていたのでした ⇒ 左側面は、ほぼ修正出来たと思います
ヒサシも曲がっていましたので、修正しました
右側面は、角度の違いが残って居ます
⇒ 修正不能、キャビンとボイラーとの半田付けが狂っています
右側ヒサシの半田付けも角度が違っていますが、
塗装を落とさなければならないので、修正していません
と、しましたが、実車の写真、図面を見ると、右側ヒサシは、ケツ下がりだったのです
失礼しました ⇒ ヒサシのケツ下がりは正解だったのだ
夜な夜な仕事をしましたので、車体の修復を終わり、細部の調整を残し、試運転をしました
まずまずの走行をしています
SOUND のコネクターは、わざと外して試運転しました
試運転では、テンダーからの集電補助は受けていません
⇒ ですが、集電不良は無いようです
回転ムラは前進時のみ若干ですがあるようです、気が付かないかも知れません
スピーカーから、パワーパックのボリウムからの接触不良に因る雑音を拾い音がしています
⇒ SOUNDもO.K の様な気がしますし、快調に走ります
復活しました、大事にして下さい
後日、YOU TUBE にUP します
2019/8/27 曲線通過性能を改善しました
カーブ時の車体、ドローバーの位置関係を見る為、キャブ屋根は外しています
これで、炬燵の上でエンドレスを組める位の曲線を通過出来ます
もう少し急カーブを通過させたいなら、ドローバーを延ばせば可能となります
現状、キャブとテンダーが接触するまでカーブは通過します ⇒ でも、ショートしますよ
従台車枠を改造、アームに台車枠を半田付けしました、また、合わせて、主台枠も削りました
急曲線を通過する際、動輪からの集電性が悪くなります ⇒ どうも、動輪があばれるようです
せっかく改造した、テンダーからの集電線を接続したら、集電は完璧となりました
先台車、アームを2.5mm 延長しました、また、主台枠を削りました
残念ながら運動性向上の為、邪魔なエアーホースを撤去しました
「棚の飾り」 からオサラバ、走ってなんぼの鉄道模型ですよ ⇒ 特にナローはネ
スローも効き、自由にカーブできる車輌となりました 可愛がって下さい
2023/4/11 修理入庫 ⇒ 不動との事
走行テストの結果、ショートが原因で不動が発覚
テスターで検査、PFM SOUND 回路がショートしていました
施主様と相談、この際、PFM SOUND 回路を撤去、DCC 化をする事としました
分解し、煙室に収められている、PFM SOUND 回路を撤去します
テンダーに設置されている、CHUFF音発声装置を撤去
撤去した、PFM SOUND 機器です
動輪に接触させていた、CHUFF SW は、含まれていません
⇒ ただの、真鍮線の接触ブラシなので、、、、
例に因って、米人の工作、接着剤で錘を固定、密に挿入されていました
やっとの事で錘を剥がし、外す事が出来ましたが、再固定は正規の位置に
M2.0 ビスで固定しようとしましたが、錘が入りません
リューターで丁寧に削り、すんなり錘が固定出来るようにしました
明日は、DCC化に掛かります
2023/4/13 テンダー、ボイラーに配線用加工しました
キャブ下、主台枠端梁を削り、塗装しました
キャブ後妻板下端に切り込みを入れ、塗装しました
ここを配線が通ります
テンダー端面に穴を開け、塗装しました
ここを配線を通し、5P コネクターを取り付けます
スピーカーが入らないので、底板を切断しました
HB23 のエンクロージャーをプラ板から製作、塗装、
スピーカーが出来ました
明日は、DECODER を装着、配線、音源をDOWN LOADします
2023/4/14 DCC装着しました
何と、ヘッドライトのムギ球飛ばしてしまいました
1年近くDCCと接触が無かったので、プログラムの仕方等忘れてしまっていたのです
⇒ QSI のデコーダーでムギ球を取り付けると、抵抗が過熱、球切れする事を、、
ヘッドライトレンズを外し、LED 1608 電球色を装着、テストをしています
O.K 牧場 !! 失敗しました事、ご容赦下さい
使用した DECODER は、QSI QUANTUM REVOLUTION-U
ヘッドライトを LED にして、テストしています
DOWN LOAD した音源は、基本的に、#18 #24 と同様にしています
サウンドの音源は、q2 FILE [3050-521] 2-6-2 SHAY にしました
SOUND 選択設定
HORN |
D&RGW 4 Chime (K28_beg) |
ALT-HORN |
GC&ER 5 Chime (Shaybeg2) |
BELL |
Steam Bell, hand pull, slow 2 (Cass #5 Bell_mid) |
CHUFF |
Light Chuff |
Generator |
Small Generator (Fr_Mikado_gen_beg_7633) |
Pump |
Single - Small 1 (Heisler_Pump_Loop) |
F10 = ON で、SR&RL の汽笛を再生出来ます
※ SR&RL鉄道のVIDEO より、汽笛を抽出、プログラムしました
アドレスは、#16 として置きました
お詫び
CHUFF音同期がモーター特性とデコーダー設定が合わず、
全回転域に於いて同期が取れません
パワーパック出力、20/100 〜 40/100 位の辺りで合わせています
連結部の状態は上の写真の様になります
明日、走行テスト、YOU TUBE に UP して、完成とさせて下さい