宮沢模型 JNR キヤ 92 製作記録
東京都 S様 御製作依頼

2013/1/23 やっと完成しました















東京都 S様からの入線報告写真です

大変満足な車輌に仕上がりました
多少のアラはありますが、最高のバランスでレベルの高い仕事が出来ました
雨樋が美しいでしょう、私も我ながら、旨く出来たと、自負しています



高圧引き込み線? 少し細いので、φ0.3 の燐青銅線を半田付けしておいた
美しい、投光器 自画自賛です



スノープラウ 良い位置です、出っ歯にしてあります

2013/1/22の夜中に戻ります

昨日試運転後、デフロースターを装着し、ワイパーを取り付けて、
ウムー カッコイイと、悦に入って、グビグビ、ワインを飲んでいたのですが、
酔いが回って来るに従い、例の悪い虫が、、、、。
這いずり回りだしのです。

どうも気に入らないのです
φ3.0のLED球を使い、エスカを使って、導光した、ドーム側ヘッドライト
パンタ側テールライトが暗いのです
我慢出来ないので高輝度チップLED ((白色) に交換しました
全部やりかえですーっ
0.1mmのポリウレタン銅線が切れないかヒヤヒヤです
切れたら、万事休すなのです

で、徹夜 今朝、試運転しました



テールランプ美しく光ります
二股の導光をやめ、一個のランプに一個 LED を使い、ファイバーの距離を最短にし、
曲がりを少なくしました
暗かった原因は、曲がりが大きかったのだと思います



ドーム側ヘッドライトも明るく点灯します
これで、施主様の激励奮発ご祝儀に応える事が出来ました

夜明けの光がまぶしいね

きっと、施主さん喜んでくれると思います

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製作記録



お待たせいたしました 着工です
屋上機器が、ホワイトメタルで、苦労しそうです



パンタ側のヘッドライトしくじりそうなので、別途、銀河のパーツを取り寄せました
これに、PICOLED の 1.0x0.6 の LED を取り付けてみます

今しがた、佐川の航空便で、LED が届きました。

LED が、旨く行かなければ、光ファイバーの φ0.25、又はφ0.5 を使ってやってみよう
兎に角、挑戦あるのみ

これに成功すれば、サーチライトなんて、お茶の子さいさいですよ
でも、余り期待しないでください 失敗はあります

では、車体の製作にかかります

2012/12/21 車体が大体出来ました



私の作り方、キハ07は、屋根に合わす
組み立て説明書の通りは、作れません
キハ07は、おでこが命、美しく雨樋がそろっていなくてはなりません
因って、屋根に妻面を丸めて、曲がりを合わし、半田付けします
側板は、それから取り付けます



ははは、ピッタリです ⇒ 美しい!! 100点満点



妻面の窓枠も後からです 何でって? 曲がりが違っていたら、屋根に合わないからです







TM-15 を加工して入れてみました ピッタし、かんかん





決まっています

2012/12/22 下回りがほぼ出来ました



何せ、キハ07 は、流線形なので、TN カプラー JC63 をやっとこさっとこ、取り付けました
切ったり、削ったりです 最後に、留めようがなくなって、白のプラ板を貼り付け
M1.0 のタップをたてましたネジ留めです





でも、甲斐あって、苦労とは裏腹に、始めから予定していたように、美しく、すんなりと見えます



ボディを取り付けてみました ⇒ 車高もバッチしです、これ以上のセットは不可能です



エンジン、ラジェーターは、TOMYTEC の、第13弾 より、失敬しました
モーターのあるところに、ラジェーターですから、取り付けに一苦労しました他の床下機器は、
附属の部品ですが、床が、GMのDT13 の設定ですので、高さがちがいました
TOMYTEC の TM-15 は、床が平らですので、附属部品を一品一品、単体にして、
土台を削り取りました



ジャンパー栓廻りも、すんなりと決まっています
両端のジャンパー栓は、一つ削除しました



後は、附属部品のスノープラウを如何取り付けるかなのです
結論、明日に持ち越しです 夢で、解決方法が見えてくるかも、、、。
実は、私、良くあるのです ヒッヒッヒー 寝てても仕事しているのだヨ

試運転しました。 もう、最高 !! 今回は、順調、言うことなし

2012/12/23 屋上機器ほぼ終わりました



夢に見るはずだった、スノープラウです
残念、見ませんでした
結局、取り付けの厚み分、削らなければなりませんでした
左、加工前、附属部品の現物 右、加工し、形をヤスリ掛けし、整えた物です



取り付けステーを自作しました
塗装後、接着剤にて、TNカプラーに装着します

本物が、出っ歯なので、出来る限り、前に出します



屋上機器が大体設置できました



ヘッドライトを載せてみました

デカッ !!

如何考えても、ライトの直径が、φ2.1〜2.4 なのに、φ3.0 あります
大きすぎるのです ⇒ このキットは、出鱈目過ぎます
大概は、宮沢模型はFEEL 製ですが、このキットは、OEM メーカーが違うようです
なんか、エッチング板の雰囲気が、昔の、シバザキに似ています
シバザキさん、ごめんなさい



パンタ側のライト(蒸気の補助灯) のはずが、まともなヘッドライトの大きさ、φ2.8 あります
ドー考えても、φ1.5〜1.8 ですよ 設置台も違います

どーします? 施主さん

私ゃ、こんなん、よーつくりませんわ

こんな、ギョロ目のブスは、嫌いですわ ほんまに
私の、プライドが許しませんので、自作させてもらいます

後、ステップや手摺の表現が全くありませんが、どーします????

張り切って作ってますので、作りこみますよぉー

ご要望のパンタ側、釣り掛けのテールランプも点灯させるつもりで、床板を加工すませました
ヘッドライト、手摺関係、明日製作しますが、問題は、ここからですネー

2012/12/24 エンジン、ラジェーターの引越しです



TOMYTECさん余りに、設置場所がいいかげんなので、鉄コレおもちゃの改造します
せっかく、くっつけた、エンジンとラジェーターを引っ剥がし
錘が入っていた、穴をプラ板で、埋めました



プロペラシャフトもおまけに付けて置きました
ほんとは、排気のマフラーも付けたら良いのですが、まぁ、Nゲージだし、、、。



さぁ、よっさんの真骨頂、ヘッドライトの自作です
φ2.1 x 1.5 の真鍮パイプをこのように、イチギメして、半田付けします



余分の半田をキサゲて、φ1.8 のキリで、レンズの入り代を作っています
美しい !! キハ07 のオデコは、こうでなくちゃ ネ



作ったなんて、おくびにもわからないよねー ♪



問題は、銀河モデルの蒸気機関車用の補助灯を使った、ヘッドライト
んーっ、小さいのだ φ0.3 のキリで、穴あけ後、燐青銅線で、串刺し
細かい、ライト用のステーまで、作りこんで、穴に通し、位置決めしました
低温半田で、半田付けします



決まりました 上出来です

最高のバランス取り付け台まで、作ったから、生きていますよ



ただ、このライトを点灯仕様にすることに、ビビッています
何度も、しくじり、やっとの事で、半田付けを済ませたものですから、、、。

実機の写真と見比べてこのバランスを見て下さい。キットのまま製作したら、ゲテ物ですよ

皆さん、キヤ92 を作るときは、真似してみてください、全然違いますよ。

今日、一日、フルに作って、ここまでしか出来ませんでした
目が疲れてしまって、今日は、もう仕舞いです

2012/12/29 熱が出て、お仕事はお休み

が、今日、一日、屋根を作り直しました。



実物の写真を見ていて、ドーも気に入らない所があったのです
屋根のパンタグラフの所に、モニター窓があるのに、キットの屋根には、一切、表現が無いのです

で、施主さんと、連絡がつかないのですが、たぶん、喜んでくれるでしょう
屋根を削って、蹴込みを作りました、モニター窓の表現がイマイチですが、仕上げまでには、
まずまずの仕上がりにまではもっていくつもりです
これがないとやはり、仕事をし残した気持ちを引きずるハメとなったでしょう

初期は、この蹴込みの上をランボードが走っていたと思われますが、最終的には、
取っ払われているので、ランボードは、無しの時代設定とさせてください



パンタ側の釣り掛けテールライトを取り付けました
本来、引っ掛け式なのですが、導光材を通すので、パイプを植え込みました
また、ジャンパー栓の表現もこのキットにはないので、ジャンパー栓(閉)を取り付ける
穴を開けておきました
でないと、何か、し忘れた感を免れないと思います

2013/1/4 今日は、仕事始めです

明けましておめでとうございます

屋根のモニター、一日かかりましたができました



φ1.8 x 1.5 のパイプを万力で、少し潰しました
これを屋根に埋め込み、モニターの整形を兼ね、H ゴムとします



どうですか、結構、さまになりました  この蹴込みの処理に2日かかりました
こんなの、何で、屋根のプレス形を作る時にしなかったのか解りません

低温半田を2種類使っています ⇒ ご注意下さい

90℃かかると、融けます 熱湯に漬け込まないでください
反射式のストーブとか、放射熱にも、ご注意ください



手で、ヤスると、きっちり、角が出なくて困りました まずまずまで、修正しました



結局、テールライトを点灯させるために、床下の前部を全てカットしました
台車を外れないように保持しているのは、TNカプラーです
M1.0のネジで、留め、それが、ブリッジの役をします
もう、目的の為に、病的に改造してしまいました

こんなでいいのでしょうか?

施主さん、出張から、お帰りになりましたなら、ご感想方々、メールで、ご指示を御願いします
突っ走って、しまいますヨ〜

2013/1/5 施主さん、お帰りなさい 連絡がつきました

手摺り、ジャンパー栓受けがつきました





手摺り、実物写真をよくみると、真ん中のドアの下側ですが、右だけしか付いていません
因って、そのように表現しました



ジャンパー栓受け、車体側(閉) 銀河モデルを付けました

やはり、妻面のステップは、怖くて、装着をあきらめました
何でかって? そりゃぁ、窓枠が細すぎて、ドリルの刃が逃げると
窓枠を破損するからです ⇒ エッチング板に誘い穴でもあれば別です

ワイパーを取り付ける穴も開けときました

明日は、プライマーを吹き付けますが、2日間、養生します
一日では、下地が、又、ひびが入るといけないのでね

いよいよ、電気工事に入ります。

2013/1/6 PICO LED を光らせて見ました



上の黄色いチップが、今、使用中 (実用中) の1608 LED です
下が、今回、挑戦する、PICO LED 1006 小さいですね

で、線を半田付けしました 



サカツウさんから、取り寄せた、φ0.1 ポリウレタン銅線、いわゆる、エナメル線です

どのくらい小さいか



やっとの思いで、半田付けしました ⇒ 何回もやり直して、兎に角出来ました



電気を通して見ました、12Vかけて見ましたが、大丈夫、 1KΩ抵抗をかけていますから、、、。
まあまあ、明るいです



しかし、初回に半田付けした 、LED は、焦がしてしまいました

1.0 x 0.6 mm の大きさは、今回の、蒸気機関車の補助灯、φ1.0 の穴に入りません
φ1.2 位は、穴径が必要なようです。

まぁ、普通のヘッドライトには、入るでしょうが、旧国用の100W 前照灯がやっとでしょう
どうしても、ライトの中を絶縁しなければ、ショートしてしまいますからね

残念ながら、今回のキヤ 92 は、光ファイバーに因る点灯として、
パンタ側は、テールライトのみとさせていただきます

ドーム側は、ヘッドライトのみ、で、サーチライトも足が弱そうで、無理のようです
また、ワンが浅く、レンズの入れようが有りません
どうしてもなら、外観を無視で、エポキシの接着剤をレンズ代わりに流し、
固まりかけた頃に、形押しし、整形する方法があります
が、今回は、辞めて置きましょう、替わり部品がありませんので、壊すと全てパーとなります
絶対に出来ると言う確信が湧きません

施主さん、「ごめんなさい」 です

これから、今日中に、電源基板と、ヘッドライト、テールライト用のファイバーを作ります

2013/1/6 第2部 23:30 PICO LED 再挑戦しました

なぜなら、施主さんに、ライトの点灯をあきらめてくださいと、メールしたら、
相当がっかりした様子で「解りました」と、返信メールが有ったからです

私、結構、ボディが旨く出来たので、冒険心を失っていたようです 反省 !



銀河モデル N-303 蒸気用シールドビーム のレンズ径φ1.0
1.05 キリで穴を広げ、PICO LED 3個潰し(焦がしてしまった)、
一番半田付けの良い状態の物を選んで、
配線用の穴、φ0.45 キリで開け、LED を装着しました
配線は、0.1mm のポリウレタン銅線です ⇒ 絶縁が心配ですが、、、。
一応、瞬間接着剤を、半田跡に流し、固めて、絶縁状態を作りました



押さえ込まないと、こんな風に少し浮く位、ぎりぎりなのです
穴をφ1.1 に広げるか、悩むところです



こんな物を補助灯 ( シールドビーム ) に、埋め込もうとした馬鹿は、私位のもんだわなぁ〜
1006 LED をライトに取り付けたと言う記事を、まだ見たことがないので、日本初かも、、、。

2013/1/8 < 訂正 > 取り付けた記事が在りました
ドクターイエローの投光機に付けた人がいました

ただ、レンズの入れ代がないのですよ
ショートしていない間に瞬間接着剤で、固めて、後、エポキシ樹脂で、
レンズの代用をするしかないし、
今、車体のプライマーを吹いて、養生中だから、ヘッドライトを入れ替えるにしたって、
接着剤で、ヘッドライトを装着するしかありませんね

2013/1/7 サーチライトも実験やり直しました

レンズを入れないつもりなら、サーチライトは、お茶の子さいさいです
既製品のレンズなんて無かった頃、通販の無かった頃は、好くやっていたのです
エポキシの接着剤をレンズ替わりにしました

まぁ、元々、このキットには、サーチライトのレンズは付いていないのです



今度は、1608 の LED を入れました、もちろん塗り終わった、ライト枠をドリルで、深く削りました
これは、実用域なので、全く失敗はありません 大きさを比べて見てください



今回の LED 1006 が如何に小さいかお判りでしょう



何とか、面で収まっています





とても明るいのですが、エポキシを施工すると、多少、明るさが落ちます

今回、点灯化するにあたっての条件

レンズをエポキシで作る
塗装後の装着
接着剤での取り付け ⇒ 強度が落ちます
ヘッドライトは、筆塗り

となります

以上、我慢すれば、ライトの点灯は可能となります

しかも、納期が少し延びるのを承知してもらわないと、せっかく良く出来た車体を
台無しにしてしまう可能性もあります

どうします施主さん ? 冒険してみますか ?

2013/1/9 レンズを製作しました





昔取った杵柄、今頃、役にたちます
出来合いのレンズをはめたより美しいカーブ ⇒ ヒッヒッヒー♪
多少、気泡が残りましたが、15分硬化のエポキシしか手元に無いので、仕方ありません

でも、肉眼では、判りませんよ

今回は、電球色では、ないので、ほぼ透明に近い、エポキシの使用です



TNカプラーにスノープラウを取り付けました
線路にギリギリ近づけてあります



床下も塗りました



苦労して付けた シールドビームを撤去しました
今度新しく LED を装着するために、φ 0.35 の穴を 2 箇所開けています



電気基盤も作っておきました
Nゲージでは、100μFのコンデンサーが入らないので、チラつき防止の回路は、取り付けません

また、今回は、サーチライト(投光機)は、走行方向、ドーム側先頭方向のみの点灯とします
光ファイバーの通り道確保の為、ブリッジ回路基盤の設置が、困難なのです

2013/1/16 クリーム 1号の塗装が出来ました

実は、一回、塗装を失敗しまして、塗装を剥がし、やりなおしました



ヒビが入ってしまったのです

プライマーは、2 日乾かしたのですが、塗色がよく、乾いて無かったのでしょう

時間を置いて、重ね塗りしたのですが、厚塗り状態となったと思われます ⇒ 要注意です
これから、再度マスキングをします

2013/1/18 塗装が出来ました



上のラインは、0.4mm 下のラインは、0.8mm のつもりです
H ゴムも灰色で入れました
時期によって、黒もあるし、黒、灰同時に混在の時もあるようです



ラインのバランスは、まずまずです
明日は、デカールを貼って、トップコートを吹きます

2013/1/19 デカール、苦労しました 1日かかったよ



連結注意の黄色の文字が、旨く色が着かないのです
何しろ下地の赤が強すぎて、黄色が透明に近く透けてしまうのです

ベースホワイトも施してしてみたのですが、旨く行かないのです
何回も試行錯誤して、一回、特色ホワイトのデカールを貼り
その上に、黄色のデカールを貼りました
二枚、デカールを重ね貼りすることで何とか黄色文字が表現できました



所属は、盛アオ です



全検表記 は、郡山工 45-3
換算表記は、想像で数字を作成それらしくです



文字、ラインのバランスは、実車の写真から寸法を割り付けたので、良いと思います

これから、トップコートを吹いてきます

2013/1/21 瞬間接着剤でくっつけるべき物を付けました

窓ガラスを入れてから、瞬間接着剤を使用すると、窓ガラスが白濁するからです







屋根のモニターにガラス表現をやはり、エポキシ樹脂で作りました

これから、ガラスを入れ、電気の配線をします。

光ファイバーは、昨晩作っておきました

2013/1/22 試運転しました



1006 PICOLED 思いの外明るいのです ⇒ 大成功 感動 !!



投光器は、明るすぎくらい明るい LED は、1608

テールランプも点いているのですが、もう少しスピードを上げないと、見えません

この車輌、負荷が少なく、軽く走るので、テールランプが見える程、スピードを上げると、
写真が旨く撮れなかったのです。



導光材を使ったドーム側のヘッドライトは、φ3のLED球を使ったのですが、
やはり少し暗いのです
それでも、昔の白熱球の頃よりは明るいのですけどね

無事、試運転を終了しました。
後、ワイパーをつけて、車体と、床板を両面テープで、固定すれば、出来上がりです。

今回は、力が入りましたよ
約3週間かかりました 可愛がってやってください
きっと、自慢のコレクションとなるでしょう

もう、2〜3年経つと、もう、このようには、製作出来なくなるでしょう
目の衰えは、隠せません

仕事が溜まっています。 次を完成させますヨ。
どうも、ありがとうございました。