キングスホビー 旧1号御料車編成 製作記録
5輌セット 東京都 F様 御製作依頼

2/28 午前 3 時 やっと、完成しました



4 週間かかりました

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製作記録

1/16 製作御依頼の契約が出来ました
なんと、このキット、絶版品です

昨年、キングスさんが、一時閉店を決められた時、運よく入手出来た品です
純正、金属製 3 軸台車も、閉店間際、キングスの社長さんの、ご好意で、譲って頂いた物です。


社長曰く、「金は、いらねぇよ」 と、送ってくれたものです ⇒ 粋だねぇ !!

私が、40才の頃から、出張で、関東へ行ったら、鷲宮のお店に、よく寄っていたのです



これが去年の、2月に、送られて来た封筒です



この車輌は、キングスの社長のご好意に応える為にも力が入りますよ
 ⇒ おそらく、もう手に入らないでしょう



この車輌を索引する、機関車です

EF56 6 は、ワールド製 ( 2モーター動力付 )ですが、在庫あります

残念ながら、キングスさんのEF形のキットは、KATO のEF57 (303,3003) の動力が必要なのです
もう、市中に旧形の、EF57 があまりないからです

2/2 側板が出来ました





雨樋を半田付けしましたが、結構難しい仕事です
この頃のキットには、ないですね。
キングスさんならではの作業です
でも、ピタッと、決まれば、出来上がりは美しいです
失敗すると、ミジメ鳥ですよ

2/3 供奉車 340、一台、箱に組んでみました

んーっ。難しい。

ワールド工芸の物より、はるかに組みにくいのです



がっちり、半田を流しました
位置決めが、なんとも、頼りなくて、想像で、エイヤしてしまいました。
が、なんとか、様になるものです。
ここまでは、何とか組めましたが、屋根がネ〜。



車体より、一回り大きく屋根を作ってあるのは、良いのだけれど
ヤスるだけでは、済まなかったヨ

妻面と、屋根のカーブが合っていないのよ
ヤットコで、板金しながら、カーブを合わしました。



美しくは、整形出来たのですが、、、、。

きれいにあわせたとおもっていたのですが、ちょっと時間を置くと、カーブが少し戻っているのです

屋根と車体が塗装の簡易化の為、ネジ留めの仕様になっていますが、
塗りわけ塗装するほうが、よっぽど簡単です。
よって、説明書通りには、作りません。
屋根と、車体を半田付けします。
そうしないと、塗装後組み立てすると、絶対、屋根と車体に隙間ができます。
どんなに上手な人でも、5台まともに同程度、隙間なく、組めないと思います。

半田付けしてしまって、隙間を半田で潰して置くことをお勧めします。
私も、そうします。で、ないと施主さんにすきまが出来ていたら、笑われますよ。

フンドシ締めて、作らないと、失敗します。


2/5 5輌、一応箱に組みました





供奉車 340 、屋根を半田付けしました

やはり、半田付けして、穴、隙間を埋めておかないと、車体は、弱いし
ビス留めは、均一に力が、かからないので、歪むし、隙間が出来てしまいます。、

< ご注意 >

雨樋ですが、説明書もろくに読まないで、くっつけてしまったもので、半田をはずす羽目になった

なんと、御料車用と、供奉車用と、違っていたのです ⇒ ほんの少し、幅が違うようです

まぁ、それにしても、デッキ部の位置きめ、寸法の違い、素組みとは行かないのです
全くの感が頼りの水平、直角、平行だし、全てがセンスで勝負のようです

ほんとに手強いキットだよ

明日は、4台の屋根を半田付けしてしまう予定です

だけと、テールランプのテの字もないけど、どぉーなってんの
悩んでしまうよ

2/7 屋根を半田付けしました



まぁ、けずったり、曲げたりで、4台屋根を装着するのに、一日かかりました

定盤のうえで、仕上げに屋根を磨ぎだしました⇒ピタッと、光っているでしょう



御料車は、屋根の長さが足らずに少し半田盛りで、対処しました
足らなかった、御料車の屋根、美しく修正出来ました



問題が出ました

心配していた、供奉車、460, 461 のエンド側 何の表現もありません
特に貫通扉がありません
ハシゴがありません
テールランプがありません
ボックスが着いていません

自作で作るか、どこかで手に入れるかしかありません
H.Oには、良く似た、マロネフの貫通扉があるのですが、
N には、ないですかね 誰か知っている方が居ましたら、教えてください
問題は、貫通扉ですね
施主さんに大枚はたいて、頂くのですから、ゴメンナサイは有り得ません
少々の出費は覚悟の上です

明日は、妻面の雨樋にかかります

後、表現に乏しいキットなので、手摺を追加するつもりです


2/9 妻面の雨樋にかかっています



しかし、うんと手間取っているのです
雨樋が、妻面と、旨く合わないのです
四苦八苦しています 約2日かかって、まだ5台出来ないのです

2/10 は、神戸の市立青少年科学館に行ってきます
鉄道模型の運転会に招待状頂いたので、新幹線で行ってきます
因って、製作は、お休み状態となります

2/11 供奉車の妻面、何とかしました



キングスさんの表現にない、貫通扉、ボックス、テールランプを付けました
どうして、付いていないか不思議です ⇒ キングスの七不思議

供奉車、460、461、向きが違ってますので、ご注意です

後、はしごを付けるのですが、部品がまだ届きません
2/13 位しか着かないようです

はしごの表現ですが、新1号編成で、KATO は、460,461 共に付いています
ワールドは、460 のみ付いています
旧一号編成では、マイクロは、共に付いています。
どっちが正しいのか解りません。
460 を冷房改造したときに、はしごを撤去したのかもしれません
両方、付けときますな ⇒ 違っていたら、マイクロに責任を取ってもらいましょう



御料車ですが、キングスさんは、屋根が一段高く、雨樋と段差を付けています
マイクロの御料車には、段差があるように思えません

妻面がやっとこさっとこ、ほぼ出来ましたが、雨樋を付けるのにほとほと苦労しました
位置決めが旨く出来ません、その点ワールドさんのは、旨く折り返しで、位置決め
してあるので、とても簡単です ⇒ 誰が作ってもそんなに差は出ないでしょう

部品が来るまで、床下を作ります

ちょっと、付録です


2/10 神戸に行ってきましたが、展示場に岡山電気軌道の電車がありました
パチリと、写真撮らせてもらいました



H.O の路面電車

2/13 床下機器取り付けました



配置は、3 種類 御料車と、供奉車 460,461 供奉車 330,340 の、3グループ

ホワイトメタルを低温半田で、半田付けしました
このへんが、手作り模型の味がするところですね



台車枠は、M1.4 のタップ後、黒染めをしました ⇒ 黒染め液 「カラス」の銅・真鍮用を使用
ジフでよく磨き、重曹で脱脂後黒染め その後、「カラス」 防錆液 (水性エマルジョン) に漬けています
企業秘密で成分を表示していないけど、多分、酢酸ビニールエマルジョンだな
これは、買う必要は無かったな ⇒ 随分高かった 儲け過ぎです



ホワイトメタルの台車、M1.4 の、ネジ留めとしてある



GM の車輪 (片軸絶縁)、30個、これが結構高くつきます ⇒ 車輪だけ売っていない
@336 x 8 輌分 = \2,688

KATO の中空軸車輪、TOMIX の 外側集電タイプは、ショートするので、使用不可なのです

この後は、はしご、手摺が届きましたので、車体の艤装をします
で、カプラーを取り付け車間調整、試運転となります


2/15 手摺りを付けました



旧型客車用の手摺りをつけました
しかし、これが大手間でした レボリューションの手摺りが細くて、なかなか旨くいかないのです
ルーマー型ドリル刃を3本折りました 角をねらって開けるのですが、貫通した瞬間あわせ面が有って
キリをこじてしまって、瞬間的に折ってしまったのです 一本 \588 x 3 = \1,764
φ0.6 のキリも一本折れてしまいました \451 ウーッ \2,215 の出費となりました



はしごをつけました やはり、レボリューションの物です
ここの部品には、泣かされます
今回、2個あればよいので、5個入りのを買いましたが、取り付けれたのは1個のみ
何故かって? ⇒ すぐ折れてしまうからです
ピンセットで、つまむと簡単に曲げられますなんて書いてありますが、
うそです、「簡単に折れてしまう」のです

原因 ⇒ 細すぎる ⇒ エッチングが深すぎ ⇒ 曲げたら折れる
 ⇒ 半田付け出来ても、何かに当れば、折れる

車体から浮かして、取り付けなんて出来ませんでした
かろうじて、一個、べた付けにして、強度を保っています

ブラシで洗えませんでした

悲劇 洗っている最中に折れて、横桟が飛んでいた

もう部品がないのです 使い切りました
部品を再発注中、念のため、2袋注文しました 仕事が止まっています



レボリューションは、もう使いません

今まで、何種類か使って見ましたが、失敗に因るロスが多すぎて使えません
通販で、ヒットしても、他メーカーの銀河、タブァサ、ボナを買います

きっと、私向きでは、無いのでしょう



床板を室内の製作の為、きれいに、平面出ししました

こんなことしていて、2日間かかってしまいました

部品が来るまで、カプラー付けたり、内装したり、電気廻りを仕事します


2/17 試運転してみました

供奉車、330 試組みして見ました




出血大サービス 室内を装着します
室内灯も点けます
「おまかせします」 と、言われりゃ やってしまうがな

右側の、供奉車 330 を室内も取り付けてみて、試運転します



TN カプラーを目いっぱい車間を詰めるため、台車に近づけたのは良いが
限界まで、削ってしまう羽目になってしまいました
このくらい、曲がれば、R243 を曲がるはずと、思いきや
何と、3軸台車自体が、ダメのようです
何回も試行錯誤してみましたが、残念、R280 が限界のようです



どうしても、R243 が、レイアウトにあるのなら、KATO の TR73 台車を使うしかありません
また、TN カプラーも、あきらめて、Nカプラーをつけなければなりません
台車のブレーキシューが、TNカプラーにあたるのです

そういえば、キングスさんの旧客、3軸台車仕様は、シューを削除した覚えがあります



こんな具合で、できているのですが、、、、

ガビーン



KD カプラーを付けていたら、ハシゴが壊れた
やはり、ちょっと引っ掛け、ヨコ桟が取れてしまったのだ

エーイとばかり、半田をはずし、残骸を取っ払いました

5個とも失敗

なんとも、かんとも、とんだ部品を使ったものだ、
部品が、まだ来ないのです
そういえば、鉄ホビは、土日、休みだもんなぁ
早くて、火曜の夕方着か ?


2/19 ハシゴが届きました 早速取り付け



今度は、横桟を半田で、補強しておいて、低温半田で、装着しました ⇒ 多少は、丈夫でしょう
屋上の手摺りも表現しました ⇒ タヴァサです



ボルスターが、床板にしっかり接着できず、M1.0 の鍋ビスで留めました
瞬間接着剤を使うと、何時か、外れるでしょう ⇒ 私は、用心深いのです



座席を 3mm かさ上げして、車体と高さを合わせました



このくらい、高くしないと、高さが合いません
ほんと、ゲタを履かせました



御料車をTN カプラーを着けていた、EF65 で引かせてみました
一両だと、R243 何とか走りましたが、限界でしょう
多分、5輌引かせると、脱線すると思います



:室内をゲタを履かせたので、チラッと、御座所のソファが見えます

大体、試組みが出来たので、いよいよ、塗装に移ります
4〜5日遅れだぁ〜 後、一週間しかないぞ 失敗は、許されない

ハシゴが折れない事を祈るばかりです

塗装が終わって、ハシゴが折れたら、目も当てられないことになるよ

今晩のうちに、洗浄して乾かしておこう、

2/21 下塗りが出来ました

タメ色の発色を良くする為に、白の下地塗料を吹きました



マッハのシールプライマー後、白の下地塗りが出来、サフェーサーを吹いて修正中
はしごも、持ちこたえています



主に、屋根の穴を埋めています この後、もう一度、メタルプライマーを施工
それから、タメ色を塗ります



台車を履かせ、床下も完成しました



照明用の電源を取り出す、ラグ板も装着しました



床下をはめてみました



おっと、ドアに隙間みっけ !! ⇒ 今のうちに修正しておきます

2/23 塗装がやっと完成しました



金帯の研ぎ出し、まずまず、きれいに出来ました



こんなふうに、マスキングテープで養生して、砥ぎ出します



妻面の雨樋も研ぎ出しし、貫通幌の端面も金ピカに



ハシゴも無事です



何回も、サンドペーパーをかけて、塗装を重ね、艶有り塗装をしています
特に、御料車は、念入りに、艶をだしました



艶有りの塗装は、ごまかしが効かないから、大変です
今日は、疲れました

窓入れ、電気廻りは、明日のココロ〜なのだ

2/26 完成予定です なんとか月内に納めることが出来そうです

2/26 出来たけど、試運転旨くないヨ



室内灯、OK 牧場



テールランプ、OK 牧場ョ 苦労しました甲斐がありました
新たな、技法で取り付けました



御料車、美しい !!



供奉車 330



供奉車 340



供奉車 461

R280 のエンドレス 5輌、EF58 で、引っ張れないのです
タイヤがスリップしています
その調整で、今日一日、費やしました

かっこよく、連結面をピッタリ合わせたおかげで、TN カプラーが車輪と干渉するのです

TN カプラーを削って色々試して見ましたが、今日のところは、
スリップしながらも、何とか引っ張っている状態がやっとです

明日、もう一日、やってみます
R280 は、何とかクリヤーしたいのです

納期、少し、遅れる事、お許し下さい

どうしてもの場合、TNカプラーの伸縮でないものを片側着けるかも知れません

具合の悪いものは、330 340 の2輌のみなのです

2/28 午前 3 時 やっと、完成しました

4 週間かかりました



TOMIX EF58 で、R280 のエンドレスを引っ張れ出しました
2/27 の朝から、TN カプラーを、供奉車、330、340 の御料車と連結する側を変えました
どうしても、車輪と干渉するので、タヴァサのPK006 TNカプラー用ポケットに
TOMIX の 0391 TNカプラ−S(密自連)を取り付け、装着しました
まぁ、これで、引っ張れるようになりました

せっかく詰めた車間を仕方なく、少し開けました R280 は、クリヤーしたいのですよ

KATO の EF58 は、問題なく引っ張っていたのですが、TOMIX の 58 が非力だったのです



TOMIX のEF58 でも、OK 牧場



エアーホースも着けて置きました

なかなか、快調に周回しますが、室内灯がやはりチラつきます
また、1輌に6個、LED が入っているのですが、明るさに差があるのです
車輌によっても明るさが違うので、また、悩んでしまった

トランジスタ増幅のパワーパックだと、快調に走るのですが、
室内灯の明るさが出ません テールランプは、3V 回路にしてあるので、順調なのですがねぇ、、、

KATO の、PWM 方式、ハイパーD 型パワーパックだと、ブレーカーがしょっちゅう落ちるのです

で、決定 "!!"  全車両分解

解りました、チラつき防止に入れたコンデンサーがいたずらしていました
考えて見れば、PWM 方式の電流は、高周波直流の電流なので、
コンデンサーのインピーダンスが下がってしまい過電流が流れてしまうようです

⇒ 要は、交流回路にコンデンサー入れるようなものです

周波数を上げて加速しようとすると、コンデサーが電流を通しだし、過負荷状態を作ってしまいます
よって、ハイパーDは、過電流遮断装置が働いてしまいます

PWM 方式下で、コンデンサーをモーター等 (負荷) と並列に入れると、過負荷として働き
⇒ 過電流遮断器が働きます


で、せっかくつけた、チラつき防止コンデンサーは、取り外しました
やはり、取り去ると、LED の明るさが均一になったのです
PWM 方式だと、コンデンサーの入れる場所で、調子が変わる事を思い知らされました



LED の調子をとるのに、随分と、走らせました
機関車を色々、取り替えてみたり、KDカプラーの開放も確認し、試運転、終了



お待たせいたしました完成です

初めてのお客様でしたので、勝手に色々サービスしてしまいました
如何でしょうか、気に入ってもらえると良いのですが、
任されたので、思いっきり作りました、可愛がってやってください

もう一つ、ついでにサービス、ブックケースを今日作ります


3/1 納品しました




御料車



供奉車 461



供奉車 460



供奉車 340



供奉車 330





ブックケースに入れ、納品です

一品作りの物です、5輌均一に出来ていません、ご了承下さい
一生懸命作りました、可愛がってやってください


大事にされなかったら、帰っておいで