ワールド工芸 国鉄 スヤ 11 2001 製作記録 |
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東京都 S様 御製作依頼 |
2014/3/14 PM 室内灯交換、完成しました
12V電圧を掛けていますので、明るすぎでしょう
赤のLEDが下に漏れているのがはっきりします
が、普通に走らせる電圧だと、下の写真のようになります
春の嵐のせいでしょうか、室内灯(白色)がまだ届きません
写真は、電球色ですが交換して納品いたします、
2014/3/14 P.M とどきまして、交換しました
1個だけ無くて、6個セットを購入しました
上が白色LEDの物、これに付け替えます
実際取り付けますと、窓から少しみえるので、天井に装着したほうが良いでしょう
施主さまが、室内を作り込むおつもりでいらっしゃいますので、
改造せずに取り外しやすく取り付け説明書通りに取り付けておきます
2014/3/14 完成しました
完成したのですが、窓配置が実機の廃車後(1988年)写真と異なります
新製時なのでしょうか? WEB上に、1970年当時の写真を見つける事は出来ませんでした
新製時の模型化と、言い切る証拠が見つけられません
3/14 P.M 見つかりました
⇒ 所有している、RMM の 1997/7 号の P119 に図面が有りました
ですから、晩年をモデルとしたものではないことは確かとなりました
今回は、すんなり出来ると思っていたのですが、
妻板、出窓の精度が悪く思いの外苦戦を強いられました
スポーク車輪も、少ししか、透けて見えませんが、こだわりを入れ込みました
どうぞ、大事にしてください
実機同様に希少な車両です
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製作記録
2014/3/4 着工します
ヤフオクで入手した希少な車輌、またまた、S氏ご用達
部品が揃いましたので、着工します
製作御依頼内容
カプラー |
両端アーノルドカプラー |
テールライト |
@A位側にのみ点灯仕様 他は、レンズ装着 |
室内灯 |
配線をできる限り見えなくし装着 |
所属 |
「北オク」 |
表記 |
自作デカールによる表記一式 |
使用部品
台車 GM製 DT46 を加工
ワールド工芸製 スポーク車輪 (両絶) を第1、第4輪に着ける
TOMIX製、旧型車輪を第2、第3輪に着ける
GM製台車を集電仕様に改造する
GM製 10系客車(冷房車)用、床下機器
発電機は、キハ65、又は、キハ28の発電機を装着する
写真は、KATO製キハ28の床下だが、TOMIX製のキハ28の床下を使用する予定
⇒ 集電の簡素化の為
TOMIX製のクーラー、角型ベンチレーター
GM製のT型ベンチレーター
まずは、スポーク車輪の集電改造から着手します
3/5 TOMIX キハ 28 の床下が届きました
発電機を除いて、全部削り落とすつもりでいます
ボルスターもこのままでは、GMの台車を取り付けることが出来ません
発電機の取りつけ位置、台車間距離、1mmと、違いません 床下部品、採用です
スポーク車輪を片側抜いてみました ⇒ いとも簡単に指で引き抜けます
とりあえず、車軸に絶縁用の瞬間接着剤を塗って置きます
絶縁した車軸にφ1.8x1.5の精密パイプをかぶせ、スポーク車輪のタイヤ-フランジ部に
φ0.25の燐青銅線を半田付けしました ⇒ 真鍮パイプとタイヤが導通させます
が、車軸とパイプは絶縁なのです
低温半田で半田付けです ⇒ リム-スポーク部がプラスチックですから ネ!!
ところが何と、このスポーク部、外れてしまいました 兎に角、嵌め合いがゆるいのです
抜けてしまうのです 要注意です 瞬間接着剤で、留め直しました
車軸と、スポーク部も同じです ⇒ ゆるいのです
DT46 台車にセットし、台車のみレール上を転がして見ました
バックゲージは、14.5にしています ⇒ ポイント付近の走行性が問題と思ったからです
N ゲージのバックゲージは、甘く、通過に何の問題もありませんでした
これから、集電台車に加工してみます ⇒ まだ、試作段階なのです
TOMIXのキハ28の床下改造品が使用可能なら、
室内灯は、TOMIXの純正部品、#0755 室内照明ユニットLA を使用します
配線が簡便に出来ます
もちろん、テールライト用の床下S.Wも使用しますよ
3/6 集電改造、成功 !!
集電改造試運転しました ⇒ O.K牧場 !!
朝に戻ります
GM 台車、DT-46 集電改造出来まして、キハ28の発電機以外、削り取った床板に取り付けました
スヤ11 のもっとも、特徴的な、しかも、目立たない箇所、スポーク車輪(両絶)よりの集電です
写真で見るほど、簡単には作れませんよ ⇒ 写っていない所に工夫がうんと詰まっています
また、テールライトのスイッチを生かしています
床板を作るため、昨夜、ボディを箱に組んで置きました
床板が、約0.5mmばかり、幅が広かったので、床板側面を削り、入れ込みました
長さも、1mm 程長かったのです ⇒ 削りました
ところで、ボディの半田付け、熱による歪みに要注意
また、妻板の取り付けも要注意 ⇒ 位置決めが難しいし、精度が良く有りません
後、試運転の結果、判ったのですが、妻面、最下部のエアーホースのステーが
アーノルドカプラーの挙動を妨げます
これは、施主様の意向と異なりますので、勿体無くも削り取ることとします
室内表現の椅子は、削り落としました
⇒ この上に。0.3tのプラ板を貼り付ける予定でいます
試運転の結果、この床板を採用しますので、
純正室内灯、TOMIX 0755 室内照明ユニットLAを装着します
テールライトの電源用、集電板に試験用のLEDランプを仮に半田付けしていますが、
O.Kだったので、撤去します
両絶のスポーク車輪から、集電することは、たやすく有りませんでした
⇒ 賢明なモデラーさんは真似しない方が宜しいですよ
高価な、スポーク車輪をパーにしてしまいますよ
では、山場は越えましたので、車体の細部を作りこみます
2014/3/7 電装が完了いたしました
今回、施主様のご要望で、配線をすっきりさせてとの事でしたので、
リード線を一切使用していません
今、赤色の光が、上に出ていますが、遮光板をボディの方に取り付けます
純正室内灯の色合いが悪いので、白色LED仕様のユニットを注文しました
テールライトは、1608 赤色LED を汎用基板に直接半田付けしています
ボディのテールランプ穴位置に合わせて、半田付けです
配線は、基板の裏側で、φ0.3真鍮線で、半田付け配線
床板の集電板までは、入れなくてはならない
抵抗、1Kオーム X 2 の線を使い直接半田付けしています
この、赤色LEDは、2.0〜1.8Vなので、1KΩの抵抗では足りないのです
これで、ボディと一切、縁が切れました ⇒ 見事、リード線無しです
試運転しました 少し、車高が低いようですが、
マイテに比べて見ると、むしろ高い位です
⇒ 私のバランス的にはこれで良いと判断します
今朝に戻ります
キハ28の床板に、ストッパーの溝付け加工
ボディ内側にφ0.3 真鍮線を半田付け
これで、「パチン」と、メーカー製品のごとく、はまります
キットの床板をバラシします
キットの真鍮製床板をバラし、必要部分を貼り付けました
キット附属の真鍮製の床板から、ステップを切り取り、装着しました
こんな具合に出来上がりです
こだわりの、発電機、ヤッパGMの部品で作った物とは段違いだね
なんと、この部品、床下クーラーなのだが、施主様から、送って頂いた部品、
これだけ、欠如していたのです
まぁ、私の玉手箱を開けるとちゃんと、ストックしてありまして、
メデタシ、愛でたしでありました
今夜は、もう一仕事して、車体に部品を取り付けていきます
2014/3/8 みじめ ⇒ 大失態なのです
なんと、この部品、床下クーラーなのだが、施主様から、送って頂いた部品、
これだけ、欠如していたのです
まぁ、私の玉手箱を開けるとちゃんと、ストックしてありまして、
メデタシ、愛でたしでありました
と、UPしたのですがっーッ
今朝、施主様より、ご指摘がございました
「屋根上に分散型クーラーを設置していますので、
このタイプの床下クーラーの設置は、ないはずなので、、、、」
との事でした アーリャリャンリャン、アリャリャンラン ゥッー、ウッー、ウッー、
うかつにも、私、何で、床下発電機が要るのかな、、、てな事を考えつつ
まぁ、組み立て説明書に取り付け場所、GMのランナー番号(記号)まで、
書いてあるのだから
と、部品の手持ちが有った嬉しさとで、取り付けてしまったのです
で、マジマジと、写真をよく見てみると
ワールドさん、今回は、安易な床下機器の装着を書き込みあそばしたようで、
悪く言えば、「いいかげんなのだ」
で、周辺もみなおし、やりなおしました ⇒ 発電機にこだわった罰がありました
タンクのそばのボックス(灰色)を追加
床下クーラーを何か判らないが、ボックスに自作変更装着
そのボックスの右隣のボックス、形状を変更、高さも高くしておきました
もう一つ隣は、背がたかすぎるので、低くしました
これで、許して頂けますでしょうか ?
室内の様子が分らないので、プラ板で、床面を塞ぎました
台車に改造パーツを装着
台車の表現を削ってやらないと、装着出来ません
手摺りを、タヴァサのパーツに変更、大失態のお詫びに取り付けました
と、言うより、あっさりとした、側面に武骨なエッチングの手摺は似合わなかったのです
車体出来上がりました
塗装にかかれますが、どっと、疲れましたので、
元気が回復するまでお休みします
2014/3/9 床下部分塗装完了
施主様のご了承を得ましたので、塗装しました
床は、ダークグレイ、台車、床下機器は、艶消し黒に塗装
床下ユニットで、電源は、完結です
テールライトの光、上への漏れは、解消、下へは、少し漏れますが、
道床への、テールライトの照り返しと見ても不思議な光景では有りません
良しとしてください
アーノルドカプラーは、組み立て説明書通りにはしていません
組み立て説明書は、別部品で、アーノルドカプラーをボディマウント、なっていました
TOMIXのアンカプラー線路で、開放をしたり、自連の連結には、
カプラーのボディマウントは不向きだと、考えるからです
⇒ 首振りの復元が出来ず、自連出来ない事があるからです
あえて、遊べる模型作りを念頭に置いている私の作り方では、
台車マウントのアーノルドカプラーを採用したわけです
アーノルドカプラーのボディマウントだけは、いただけません
(わざわざ、アーノルドを指定されての製作ですから、遊びやすくしました)
手摺も、タヴァサの細い物をわざわざ使いましたが、
手摺を黄色に塗らなくてはならないからです
塗ると、塗幕の厚みが出てきて、随分太い仕上げになるからです
⇒ バランスの問題です
ボディの塗装に入りますが、数日、お休みします
2014/3/12 塗り分けが出来ました
ワールドさんの、この車両キット、あんまり出来が良いとは言えませんネ
ラインをまわして見て判ったのですが、妻面の箱の位置が上過ぎるのです
仕方がないので、窓下まで出来るだけ上に上げましたが、まだ、足りません
申し訳ないが、だましだましの配置です
あと、出窓のエッチング板の精度が悪い
板厚が加味されていないな、作ってみたら解るよ
このキット何か、手が違うと言うか、設計者がいつもと違うような気がします
20年位前の出来だな ⇒ 言わせてもらいましたが
取説も親切にないと思います
これから作る方は、箱はライン塗装後付けるか、下に0.5mmは、下げるかだね
出窓も、先に整形を済ませて、低温半田で、車体に付けるか、
塗装後の接着とすれば綺麗に出来ます
それと、何より、側板が半田付けの熱で歪みます
⇒ 本物の車両のように凸凹します
艶有りの塗装をする方は、接着剤で側板を張り合わすことです
⇒ 熱をかけない
室内灯を取り付けるので、内部を淡緑色を吹いておきました
明日は、細部を筆挿し、デカールを貼ってトップコートを吹きます
⇒ 半艶仕上げです
2014/3/13 デカールを貼り、窓枠、屋上機器を取り付け
後、窓ガラスを入れ、テールライトのレンズを入れれば完成です
「車両強度振動試験車」と、「連結注意」は、
フォントを「国鉄っぽいフォント」を使わせていただきました
他は、国鉄フォントを使用しています
換算表記 @表記
所属表記「北オク」 糸くず発見単なる糸くずでした
全検表記
アラが見えても、敢えて大写しにしています
⇒ この位大きくしないと字が読めません
自前の目で見ると結構綺麗ですよ
明日は、完成予定です