KTM OJ (24mm) 国鉄 C51 製作記録
 新品キット組立・全塗装 奈良県 Y様 製作御依頼
塗装・電装・DCC化工程

2021/12/10 YOU TUBE に、UP しました



以下は、TENDER の標識灯の動作状態です



QSI のデコーダー、取扱い上のご注意

F6は、走行待機時、START UP、F9は、走行待機時、SHUT DOWN MODE です
F9 は、走行待機時、3段階の動作で、終了を進行します

F9 ON -OFF (連続 2PUSH) で、SHUT DOWN @ (Discon) 行程に入ります
5〜6秒後以降に、
F9 ON -OFF (連続 2PUSH) で、 SHUT DOWN A (Standby) 行程に入ります
5〜6秒後以降に、
F9 ON -OFF (連続 2PUSH) で、SHUT DOWN  B (Shut Down) 行程に入ります
10秒程で、全動作、音、が完全停止します

F9で、運転を終了した場合、次回、運転する場合、以下に、ご注意願います
DCC電源をONにしても、一度音がしたきり、ライト、サウンド、走行とも、一切、動作しません
⇒ 全く、故障したとしか思えない状態になります
DCCが故障したと勘違いしてしまいます

解決法

QSI のDCCは、F6 をONにすれば、動作し始めます ⇒ START UP するのです
MTHが、F3 ON で START UP するのと、同じです
DCCは、ショートにとても弱いのです ⇒ 一瞬で何万円も失います

DCC機器に保障はありません 無償での修理はお断りします
他のメーカーのDECODERについても同様です






2021/12/10 約50日掛かり、やっと完成しました











逆転機上限位置です ⇒ 良かった、オイルポンプに、ロッドが取り付けできます
で、装着しました



キャブ内の逆転機ハンドルのスライド幅の逆転機下限位置です



砂撒き管は、フランジに近づけています
※ 経年で、ショートが発生する場合は、左車輪のブレーキシュー、砂撒き管の所です



窓ガラスを装着、付属部品の窓ガラスでは、厚みが少し厚いようで
エコーの [0240] 窓枠用窓ガラス板を装着
最初、安全を見越し、透明エナメル塗料で、装着しましたが、接着力が弱く
窓ガラスを押すと耐えられませんでした
で、仕方なく、瞬間接着剤を使用、装着しました
⇒ 糊代がないので、苦労しました、窓枠もスライド出来ます



天窓のスライドも確認



渡り板も装着確認 ⇒ 取り外して発送、デフと同梱します
渡り板には、不細工でも、ショート対策として、絶縁体を貼り付けています
絶縁無しでは、経年で、必ずショートします

テンダーとの接続の仕方



解りやすく、キャブ装着前に撮影しました



5P コネクターを引き出して、ボイラー側に接続します
位置合わせを十分ご確認ください 合いマークに、白ペンを刺しています
※ ずれて接続した場合は、通電すると、一瞬にして、ショート、DECODER を破損します



そのまま、テンダー内に5P コネクターを差し込みながら、ドローバーを接続
梯子のそばに、レバーがあります
レバーを下げ、ドローバーを差し込み、レバーを放し、そのまま押し込むと
「パチン」 と、はまります

追記 逆転ハンドル部、微妙なスライド感覚で、ロッドを磨き調整、オイルを刺しています
こんな調整で、3時間を要しています
ラジアスロッドの動きは、ピンセット、又は、爪先でモーションプレートの所
逆転軸腕を回せば動きます



その後、渡り板を装着します
ドローバーの接続に慣れてくると、渡り板をキャブに装着したまま、
コネクター、ドローバーを接続出来ます



キャブを着けた状態での連結

明日は、YOU TUBE に、 UP し、完成となります

完成をご確認頂ければ発送準備・梱包に掛かります
塗装が落ち着くまで、できるだけ時間を置きたいので、ご協力をお願いします

スプレーのノズルを絞って、細かい粒子で塗装しています

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製作記録

2021/11/28 DECODER TEST をしました



積み込む予定のDECODERを設定し、試運転をして見ました
KATO D101 に、DT402 を接続、DECODER は、
QSI-ATLAS ver7002 ( q3 file 対応 MONO-SOUND ) を使用、
以前製作した、C53 43 用に製作した、q3 file を DownLoad 、
CHUFF の同期を設定し、F1 に、自作の絶気時の汽笛を配置しました
逆転機の音は、ちゃんと、スクリュー式の音に設定しています
進行方向を変える時に「キュルキュル音」が聞こえます
給炭音は、シャベル設定にしていますので、適時、自動で聞こえてきます
SPEAKER は、QSI の、Φ52 8Ω 2Wを使用しました
超スローの効く、安定した走りをご確認ください

2021/12/1 塗装前の加工をしました



区名札、「梅」を札の裏を削り、挿入しました ⇒ やっと入りました
塗装済展示状態での札の抜き差しは、不可能な設計です
札をマスキングして、塗装をします



付属部品の加工失敗に備え、加工前に拡大写真を撮って置きました
失敗した場合は、デカールを作り、対処する為です



テンダーにDCC用のコネクター配置接続穴を開けました
何と、ドローバー上の真中が最適の位置と判りましたので、
中央に、一ヶ所開けました ⇒ 5P コネクターで、接続させる事にします
デコーダーをボイラー側に設置して、5Pにした方が接続しやすいでしょう
また、上から目線では、渡り板で、隠れてしまいます
コネクターは、固定せず、キャビン床下に接続後、押し込む方法を採ります

逆に接続した場合は、LEDの点灯が走行に対して逆になるのみです
ずらせて接続させた場合は、
ショートして、LED又は、デコーダーを焼損する可能性があります



標識灯 ( 3箇所 ) 用の配線穴を開けました

テンダー枠上の標識灯は、配線の隠しようが無く、蓋のそばから引きいれます
標識灯の下に、ムギ球挿入用に大穴が開いていますが、LEDを使用しますので
大穴は使いません ⇒ 光漏れを防ぐため、塗装前にパテで塞ぎます



ヘッドライト用配線穴を開け、反射板にメッキをかけました
鋳物なので、ニッケルメッキは旨く掛かりませんでした
因って、半田メッキに変更しました
何と、予想していたとおり、煙室戸を開けて作業していたら、
矢羽が折れてなくなっていることに気がつきました
やっぱり、矢羽も強度不足で、格好だけでした
⇒ 開け閉めが可能な構造であって、開け閉めに耐えうる構造では、ありません
こんなの修理するのに、3時間食ってしまいました



音抜き用の穴を追加しました
スピーカーの留め穴は、ピッタリの位置で、φ2.07インチのスピーカーで
設計されてはいますが、高さが炭庫の底板が低く、2mmしか隙間ができません
因って、エンクロージャーの設置は、あきらめざるを得ません
で、大径穴を追加したわけです

明日は、できる所から塗装に掛かります
2021/12/2 分解した物を塗装をしました



マスキングをして、塗装待ちです



台車、車輪のマスキング







軸箱のマスキング



軸箱、軸箱守控え塗装済みました







筆差し前



肘掛、窓枠を入れました





座席も筆差し





「梅」の状態 周りにホコリが着いていました、後で筆で払います
塗装すると、窓枠が入らなくなり、ヤスリ掛けしたのです
窓ガラスの装着が思いやられます



塗装すると、煙室戸の開閉が渋くなりました
また、矢羽根も90度回しきれません ⇒ 45度位で止めておいてください
また、矢羽根がぶっ飛びますヨ





デフと、渡り板
渡り板は、テンダー床とショートしますので、設置時は、裏に絶縁材を貼り付けます

明日は、テンダーをDCC機器の設置を含め完成させます
少しずつでも、完成させて行かないと、散らかって紛失、破損等あり得ますので、、、

2021/12/4 TENDER が完成しました



※ 画像に写っている、Φ3.0 白色LEDは、フロントヘッドライトの点灯を表現しています

コンプレッサー音をもっと似たものがありましたので、変更しました
ライト類も細かく設定しました

F-HEAD-L R-HEAD-L R-MRK-L RAMP UP TIME RAMP DWN TIME
IN FWD BRIGHT OFF BRIGHT 1.0 SEC 1.0 SEC
IN NFF DIM OFF BRIGHT 1.0 SEC 1.0 SEC
IN REV DIM BRIGHT OFF 1.0 SEC 1.0 SEC
IN NFR DIM DIM OFF 1.0 SEC 1.0 SEC

F5 に、LONG AIR LET-OFF (走行時)、走行待機時、INJECTOR 音を入れておきました

設定CV値

連結運転時は、F0=OFF & F12=ON で運転すると、リヤのライトが消灯します


KTM OJ C51 #3 QSI (ATLAS) 7002 ( FX-SD ) q3 File Install QSI Φ52 8Ω 2W
F デコーダの電線色
実施配線 茶 (赤+) 赤 (緑+) 茶 (緑+)
PORT 4P 6P
R-HEAD-L. F-HEAD-L. F-MARS-L.
F-HEAD-L. R-HEAD-L. R-MARKER-L
Multiple Lights #1 F0 単機運転時
Multiple Lights #3 F12 連結運転時
PLAYING WHISTLE F1 絶気汽笛

大変でした ⇒ 車輪の1個が、塗装をしたら、絶縁が切れてしまっていました
で、分解、塗装を剥がし、絶縁部を掃除し、何とか絶縁が復帰しました
こんなこと、今までに一台のみの経験があります ⇒ 古いAKANE の製品のみでした
50〜60年前の製品と同等でした、こんなで半日潰れてしまいました、アホラシ



スピーカーを設置、エンクロージャーが入らないので、無しです
でも、高音質、大音量であります ⇒ やっぱり、QSI だね
抵抗は、ヘッドライトが、1KΩ、標識灯が、1.5KΩ、赤のLEDだからです





5P コネクター、繋ぐ時は、引っ張り出しておいて繋ぎます
白のガンダムマーカーで印を着けています



ドローバーを繋ぐ時、同時に、縮め、納めます ⇒ この方法が繋ぎ易いのです

体の調子が悪いので、余り進みません
いよいよ、ボイラー部に掛かります

2021/12/5 ボイラー下回りの塗装準備が出来ました



ネジ部、絶縁部のマスキングに大変時間がかります
ベアリングがありますので錆防止に、IPA で、洗浄しました
組み立て時は、オイルを刺しながらの作業となります

明日は、塗装に掛かります

2021/12/6 下回りが出来ました



部品の紛失と闘いです ⇒ 台所の流し場の網から、探し出したものも有ります
塗装が掛かると、収まりが変わって来て大変な作業です
スライドバーは、ニッケルメッキをして、バフを掛けました
ドローバーは、黒染めにしました



ブレーキテコ、ロッド廻りも、はめ込みました
カラ運転させましたが、快調その物、突っかかり無しです

明日から、ボイラーに最終塗装に掛かります

2021/12/7 塗装が出来ました



全体的には、天賞堂さん的な、上品な半艶に仕上げました
因って、トップコートは吹きません、艶が出てしまいす
空気作用管、美しい銅色で、丁寧に磨きました、奇麗に仕上がりました
残念ながら、写真では光っていて、上手く写りません

















フロントデッキの梯子、ヤワで、すぐ曲がります

明日は、艤装・電装に掛かります

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