KTM OJ (24mm) 国鉄 C51 製作記録
 新品キット組立・全塗装 奈良県 Y様 製作御依頼
BOILER部上廻り

2021/11/25 完成し、試運転しました



主台枠、キャビンをきちんとビス留めして、試運転をしました
2条のウォームなので、手で動輪を回せば、モーターも回転します
1.25Vでもモーターが起動しているのです
1.0V位からのパワーパックが必要です

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製作記録

2021/11/3 着工しました



3分割のボイラーを繋ぎ、ボイラーバンドまでを、取り付け完了



今日は、天気が良かったので、午前中、ボルボちゃんワックス掛けしてやりました
コロナワクチンのおかげで、体の調子悪く、3ケ月洗っていなかったのです
乗っていないので、ガソリンも、3ケ月入れていなかったがまだ半分残っている
なんせ、ハイオク、4.1Km/L のツワモノなので、贅沢品なのだ
今日、ナビの地図を更新しまして、新しくなったので、遠出したいと思っています

加減リンクのビスの件

⇒ M1.4x2.5 を使えばラジアスロッドは可動となります

逆転軸とアームは、イモネジでは、締め付け力が足らず固定出来ません
⇒ 塗装後、組み立て完成時、軸とアームは、半田付け固定します

ただ、六角ボルトの M1.4 がWEB検索で見つからないのです
作るしかありませんね





明日も続きを組みます


2021/11/4 <組立工程 2> 前デッキ・ランボード組立出来ました



ランボードをボイラーにセット、半田付けを済ませました
プレス物のバックプレート、精度が悪い
ボイラー直径が 0.6mm バックプレートの縁径より大の設定で半田付け
そんな、細かい設定の出来るプレスじゃ無いよ、抜きが悪い



この車輌、ランボードの組み立て位置が難しいです
主台枠にビスで、正規に組み立て、ランボードの姿勢、傾斜、幅、見ながら、
半田付けして行きました
しかも、半田をしっかり熱を加えながら、流し固定しています
ランボード裏まで注意を欠かせません、キサゲが大変です





明日は、キャビンの組み立てに入ります

2021/11/6 <組立工程 4> ボイラーディティールパーツ取付け
まで、完了しました



煙突は、施主さんの指示がないので、延長無しで、取り付けていません
間に合うよう、ご指示ください



難しい半田付け作業が続いています



ランボードシリンダーカバー(C-10)をボイラーにハンダ付け
(下回りを合せ、シリンダー上面の位置) との事ですが、
この位置にフリーハンドで取り付けるのはかなり困難



C-7 補強アングルA、C-8 補強アングル B ⇒ 先に取り付けたヒサシが邪魔で
コテが上手く入らないのです

C-16 発電機、C-17 発電機台、C-18 発電機マフラーの位置決めが困難

<組立工程 5> 逆転引棒、冷却管組立 に、入る前に、空気作用管を設計します
明日は、CADで設計します

2021/11/8 空気作用管、図面にしました



空気作用管、組み立て図です



リン青銅は、焼かなくては、上手く曲がりませんので、一応の配置図です
実物が出来て、あてがって、曲げのRを決めます



3種類の配管支え、洋白板、0.3t x 1.0 にて加工製作します



チーズ、細密ハイプ、1.0 x 0.5 、1.2 x 1.0 を加工して製作します

煙突の延長部は装着しました
デフは、組んで、塗装までです ⇒ 装着しません
ナンバープレート・区名札は装着しません

明日は、空気作用管の製作に掛かります

2021/11/9 部品待ちです

空気作用管部品、配管支え、チーズが出来たので、
取り付けにかかろうとした時、施主さんから、要望が入りました
エコーのΦ0.5用のチーズを使って欲しいとさんに発注しました
因って、部品待ちしています



施主さんから、燐青銅線で無くても良いとのと事で、
光モール 銅線 1400 Φ0.5 銅線を使います
上の写真は、試作練習用です 良い銅線の色をしています
軟らかいので、曲げが上手く行きます

で、部品待ちの為、空気作用管と関係ない、キャビンの組み立てに掛かりました
<組立工程 13> キャブ組立
が、大変な事となりました





B キャブ後妻板右、左(M-6,7)に窓枠(M-8)、窓サッシ(M-9)をそれぞれ外側と内側から
窓に合せてハンダ付けし、キャブ側板と屋根の内側に合せ、屋根のリブ上にハンダ付け

M-6, M-7 左右各1 と、なっていますが、同じ物が2個入っています
抜き面が同様なので、2個、意図的なのかどうかは判りませんが
兎に角、同一品なのです ⇒ まぁ、使うしかありません

重大、欠品です

M-8 M-9 表と裏との両側に使う部品、M-8 が欠品です
窓のRに沿った縁取りの部品が2枚欠品なのです

2021/11/11 キャビンがまだ出来ません



兎に角大手間を食っています
スライドする窓枠、天窓、どれも、指示通りに組むのですが、きついのです
札差は、一応、0.3t の板が入るようには、して置きましたが
区名札をいざ入れると外寸が入らないかも知れません
⇒ 半田が廻っていると入らない可能性は否定できません
区名札の外周を幾分削る羽目になるかも知れません
テストすると、区名札に傷が入るので、テストはしません



半田は、困難を極めます
何セ、部品は小さく、位置決めはフリーハンド、指示された寸法を追うしかありません



室内塗装もする事になっているので、裏表ともキサゲ仕上げが必要なのです
倍の手間です、おまけに裏はキサゲ用のノミが入りにくいのです



窓枠(M-8) 製作し、装着しました、自作して装着し終えるのに2時間掛かりました

不良品です



肘掛け(M-34) が不良品です
リンク支点の軸を入れる穴が切れています ⇒ 湯が廻っていません



こちらの、肘掛け(M-34) は、上の写真の物程ではありませんが、切れています
自作するしかありません

明日は、部品が届きましたので、空気作用管の製作に戻ります

2021/11/12 空気作用管の装着完了

その前に、間違いを訂正、キャブのつり金具移設しました




札差の区名札挿入確認







無地のプレートを使ってテスト、ロストが冷える時に収縮したのでしょう、
縮み代が計算されていないのでは、、、
我々設計やは、鋳物は縮み代を見て、さらに、試作して見て、設計するのです
ギリギリの寸法にはしません

で、ロストの内側を削りまくりました
やはり、プレートは、エッチング板のバリが
奇麗に見えなくまで削らなければ入りませんでした

入れるのも部品が小さいので、大変ですが、
取り出す時引っ掻き出さなければならず、傷だらけになります
因って、Φ0.3 の真鍮丸棒で、押し出すように加工して置きました
でも、3〜4回出し入れすると、塗装が剥がれ、傷だらけになります
塗装をすると、塗膜が隙間に入り込み、動かなくなる事、必至です
トマクの厚みもあるし、滑りも悪るくなります
ここは、塗装時装着してマスキングして、塗装した方が無難です
で、無いと出し入れする時ボデーまで、傷を付ける羽目になります

空気作用管の装着完了









半田メッキが出来ますよとは、言いましたが、
砂撒き元管にΦ0.5の穴を開けるにも深く穴を開ける場所も無く、
直接砂撒く元管に半田付けしました ⇒ しかも、安全の為、半田を盛っています
半田メッキは掛かります、致し方無しです

疲れましたので、ちょっとお休みをします

2021/11/15 <組立工程 6> ランボードより上の配管完了

製作は、休んでいませんでした



給水暖め器の配管には、苦労しました。6時間掛かりました
曲げ、寸法、全箇所修正、しました。
他の配管パイプも三面図を見ながら、曲げを変更したりもしています





キャブ廻りの完成度の件、施主さんと話し合いが着きました
明日は、キャブの組み立てを完了し、<組立工程 7> キャブインテリア取付け
に掛かります

2021/11/16 キャブ組立完了、車体に載せてみました





明日は、病院に行きますので、製作はお休みさせて頂きます
次は、<組立工程 7> キャブインテリア取付けに掛かります

2021/11/18 <組立工程 8>ランボード下の配管取り付け完了



G-17 単独ブレーキ弁の足の長さが足りません
又、G-18 ブレーキ弁支えのステーの向きが合いませんで
G-15 自動ブレーキ弁との高さが表現出来ません
G-15と、G-17の高さが同一付近しか、半田付けのやりようが無いのです
なんか、KTMさん、難しさを強調して、高級感を表現している
⇒ 自己満足形、どこかの国の作と似てるのダ
私は、KTMの良さは、きっちり、走る模型を作ってくれている所だと思っているヨ



キャブインテリア取り付け完了





悪戦苦闘、何セ、どれがどの部品か解らないのだ
また、取り付け位置も寸法記載のない物もあり、三面図から、割り出し
チリコシの位置も、後端より、37mmと、ありますが、前過ぎないかな
キャブの取り付けビスと干渉するので、35mmで取り付けました
ランボードから、キャブ床にかけてのカーブのRに配管のRが小さすぎて
見苦しいので、キャブのRに合わせました

明日は、<組立工程 9> ランボードより下のパーツ取付けに掛かります

2021/11/20 ランボード下、2日も掛かってしまった



取り付け位置が解らない ⇒ 他の機器と干渉します
取り付けの説明、組み立て図、役に立たない
WEBにある、写真を参考に組み上げました





I-1 空気分配器、空気分配器台、組みようが良く判りません
空気分配器台位置のみ、台の設置位置寸法図が有りましたので、
指定位置に半田付けしました 但し、キャビン留めビス位置に干渉します



I-3 渦巻きちりこしの設置位置、配管の接続が解りません
組み立て説明書の言葉が、よー解らん
C51 先生の写真もありません ⇒ 渦巻きちりこしその物の写真すら無いのです
まぁ、私ならこうするで、総合判断し設置しました



I-4 キャブ下エアータンクの取り付け位置が、配置図の寸法位置、
後端から、43.8mmだけでは、配管に添わせてしまっては、I-19 速度計A
の設置が上手く行きませんし、キャブ留めビスの位置に干渉します
私なりに、総合的に判断し、I-4 を移設し、床板に穴を開けて、I-19を設置半田付け



I-12 注水器配管、これが、正体不明の設置部品、配管、設置位置が全く判らん
寸法未記入の配置図面の目視確認位置で設置して置きました
宙ぶらりんのステーがありますが、どう処理するのか、不明なので放って置きます



I-7 ドロダメが、I-6 コンプレッサーちりこしと、干渉します
こんな事まで、配慮しながら、位置をずらせて組まなければならないなんて
安く、製作引き受けたもんだ、問題多発の難ありキットだヨ
製作引き受け人としては、引き受けたくないキットです
素組でも、下で製作代金、50万必要



I-20 速度計B 、ロスト部品が、全く合いません
動輪の芯に来ないのです、ボイラーに半田付けしようにも届かないし、
コンプレッサー取り付け板にも、フィットしません
このままでは、取りつかないと判断し、回転軸のギヤ部分のみ使い、
その他のステー部分は、現合で、改造しまくり、
コンプレッサー取り付けステーに直接半田付けしました



偏芯、リンクより、回転を取り出す位置に高さを調節、試行錯誤を繰り返しながら
ステーの半田位置を模索し、良い位置で、半田付け固定しています



ロッドピンと干渉しない様にLチャンのステー曲げて、対応
強度保持の為、コンプレッサーに目立たないよう、半田付けしています

メーカーの設計ミスの不良品を取り付けする等は、素組ではありません
別途製作代金を頂きたい位です、この速度計で、半日潰れました
これは、メーカー責任の欠陥部品です

I-22 エアータンク排水弁は、塗装直前に接着剤留めとします

明日は、<組立工程 10> 煙室扉組立に掛かります
今日で、一か月、塗装に掛かる予定だった、頑張って作っていますが、
遅れが出ました

2021/11/21 <組立工程 12> パイロット部分組立中









明日は、標識灯及び、電気配管に掛かります

2021/11/22 塗装前に装着の部品装着完了



キャブ留めビス、何とか装着出来ました





肘掛も出し入れ出来ます





アッシュパンも装着



P-9 スピードメータークランクを取り付けしました





間隔も大丈夫





煙室戸のしまり具合、調節しましたが、ピッタリとは閉まりません
矢羽根がヤワなのです
⇒ 90度まで締め切ると、矢羽根の取り付けシャフトをネジ切りそうなのです
標識灯は、脱着出来ますが、落して無くなります
ここは、半田付け固定した方が良さそうです

明日は、デフを製作します

2021/11/23 デフを製作し、生地車体完成



瞬間接着剤で、煙室戸上ステップにデフレクター支え前を接着試組





何と、従台車の板バネがキャブ下コンプレッサーに干渉し、
主台枠と、ボディが、ビス留め出来ませんでした
キャブ下コンプレッサー、スピードメーターA共に移設、やっとの思いで
速度計を再設置しました ⇒ この速度計には、頭を悩まされました
又、何と言う事か、モーターは、ボイラーの天場に、アッシュパンも火室に干渉
で、モーター取り付けステーを改造、アッシュパンも幅を1mm狭めました

それでは、試運転後塗装に掛かりますので、施主様、区名札お知らせ下さい
札差が片側2個ありますので、どちらの札差に札を入れるのか指示下さい

後、ヘッドライトですが、ナンバーボードも照らすとなると
LED球1個では、ナンバーボードに光量が足りません
LEDは、光線の指向性が強く、横方向には光が届きません

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